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図書館をめぐる活動
先日、広島県立図書館で行われた生徒合同研修会に本校の高校図書委員も参加しました。最初に行われた図書館見学では、普段入ることのできない書庫も含めて案内していただきました。ずらりと並ぶ資料に興味津々の生徒たちと、時に「懐かしい!」と生徒以上に興奮する引率教員たち。館内には青少年向けの本が展示されているコーナーも設けられていて、休憩時間に早速本を借りた生徒もいました。
図書館を見学した後は、お互いに持ち寄ったおすすめの本を紹介し合いました。初対面同士のやや緊張した雰囲気も、本の紹介を通じてどんどん和らいでいきます。知っている本に共感したり、知らない本に質問したりしながら交流が進みました。
最後に行われたのは、広島県大竹市の伝統工芸品である手すき和紙を用いたブックカバーとしおり作りです。手き和紙が制作される過程の動画を視聴し、その手間に驚く生徒たち。丁寧に作られた和紙はとても上部で、持ち運ぶ機会の多い本のカバーにうってつけです。こいのぼりの形をしたしおりには、各自が自由に模様を描きました。
本校図書館での活動も少しだけご紹介します。広大WWLコンソーシアム構築支援事業の一貫として行われたオンラインフォーラム「国境なき医師団の現場から」に、希望者4名が参加しました。国境なき医師団のプロジェクト・コーディネーターである末藤千翔さんからお話をうかがった後、少人数に分かれてグループディスカッションを行うという内容です。各グループには広島大学の学生さんがファシリテーターとして参加し、様々な高校から参加した生徒の話し合いをサポートして下さいました。短い時間ながらも非常に充実した内容で、生徒たちも「楽しかった」「勉強になった」と感想を述べていました。
冬休みの図書館では、クラブや補習で登校した生徒たちが自習をしています。源氏物語に関する本を読む(高1)、洋書を読む(中1)といった課題のために本を借りる生徒の姿も見受けられます。
本を探しきれなかった人は、電子図書館「SORA」でも課題に対応するための特集を用意していますので活用してくださいね。SORAの洋書には音声付きの絵本も多くあって、特にディズニーの絵本は台詞を実際の声優さんが話していたり、映画の効果音が使われていたりと、聞くだけでも楽しめる内容になっています。
最後に現在の「MY本棚」の様子をご紹介します。清心のシェア型図書館として中学1年生が取り組んでいるこの活動は、2学期終了までに半数の生徒が棚主を経験しました。実際に多くの生徒がこの本棚で本を探し、借りており、今や清心図書館の名物スポットです。
学校図書館は利用があってこそ生きる場所です。今年も多くの場面で活用していただき、ありがとうございました。来年も皆さんが行きたくなる図書館を目指して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。