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高Ⅱ ボランティア講演会
2月22日木曜日、ノートルダム講堂にて高Ⅱは、ろう難聴者支援の仕事をされている本校卒業生日下友乃さんのお話を聞きました。
日下さんは「サイレントボイス」というNPO法人で、とくにろう児・難聴児向けのオンライン対話授業をしている「サークルオー」の業務に就いておられます。大学に入ってから学んだ手話を生かして、ろう者と聴者をつなぐ役割を担っているそうです。
サイレントボイスは、教育部門と就労部門の活動を通じて「デフと聴者の関わり」をアップデートし「共にできる」コミュニケーションをふやし続けている団体です。ここでの業務経験を共有し、ろう難聴者と聴者がともに生きるということについて、日下さんは教えてくださいました。
また印象的だったのは、このお仕事に就くようになった経緯です。いわゆるエリートコースを歩んでいた日下さんは、自分にとっての「好き」と「大切」を改めてしっかり見つめ直して、勇気をもって「よい」と多くの人に見なされている道を自ら外れたのだそう。ご自身にとっての最善の道をしなやかに拓いてこられた日下さんは、きらきらしていてとても素敵でした。きっと彼女のお話は、進路に悩む高Ⅱ生徒たちの力強い道しるべになったことでしょう。
日下さんはこの日講演後も夕方まで、生徒たちとお話してくださいました。ありがとうございました。