Page Top

写真:本

アイコン:花お知らせNews

校長日誌 2024.03.02

第69回高校卒業式~感謝と祈りのうちに

3月1日(金)、第69回ノートルダム清心高等学校卒業証書授与式が好天の下、無事に行われました。カトリック広島教区白浜司教様をはじめ、翠松会役員、同窓会役員の皆様、多くの保護者の皆様のご臨席のもと、在校生、教職員一同共にこの佳き日を迎えられ、心より感謝申し上げます。なお、前日には、同窓会入会式があり、同窓会長、副会長のみなさまから温かいお祝い・励ましの言葉をいただきました。すでに卒業式当日の写真や祈り(by シスター三宅)は、インスタグラムや「今日の清心」に掲載されていますので、ここでは、みなさまへの感謝の気持ちを式辞の一部のご紹介という形でお伝えします。ありがとうございました。

(前略)

少しずつ日常が戻ってくる中で、この6年間の歩みを経た皆さん、そして、これまで温かくかげにひなたに支えてくださった保護者の皆様にもこの佳き日を拍手でお祝いしたいと思います。皆さんの中学入学式のとき、落成したばかりのこの新講堂で緊張きわまりなかった1年生校長の私を勇気づけてくれたのは、みなさんの初々しい姿や美しい歌の響きなどでした。改めて6年間ありがとうございました。

今、図書館に、高Ⅲ宗教の限られた時間内で、学園・学校・みなさん自身の軌跡についてグループごとにまとめた作品が展示してあります。手作りパンフレットに加えて、動画、スライドといったデジタル作品などを通して、改めて伝わってきます。学園の歴史も、みなさんの軌跡も本当に波瀾万丈でした。その土台あっての私たちが新しい時代を紡いでいくために、修道院リノベーション後の展示室に置きますので、保護者のみなさまもぜひ訪ねにいらしてください。

高Ⅲの静修にお越しくださった大西神父様はテーマ「軌跡」のもとで、「どんな困難や心配があろうと、みなさんがどれだけ神様から愛されているか」、「あなたたちの存在そのものが地の塩、世の光」と熱く語ってくださいました。AIをはじめとする技術革新、グローバル化の影響、環境問題の深刻化、ジェンダーの格差にも目を向け、恵みである自然と生かされた命を大切にしていけますように。また、災害や戦争がもたらす苦しみの中にある人々が少しでも安全・安心を取り戻し、和解と平和の道を進んでいくためにも、世界の出来事を自分のこととして受け止めながら、共に日々を歩んでいきたいと思います。

これからも「心を清くし 愛の人であれ」という教えはみなさんの道しるべです。マザー・ジュリーが種を蒔かれ、そして、1924年、遠くアメリカからナミュール・ノートルダム修道女会のシスター方が来日されて、今年はちょうど100年。さらに新しい世界に踏み出していくみなさんに、もっとこんなこともさせてあげたかった…という葛藤は今もありますが、母校は今もこれからもみなさんを応援していきます。♪はるばると道は続けり♪…最後にみことばを贈ります。『神様は試練に耐えられるよう、逃れる道をも備えてくださっています』から、『門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。』

保護者の皆様、大切なお子様が真新しい制服に身を包み入学された日から6年間、私たちの至らない点も多々あったと思いますが、これまでのご支援、このご縁に深く感謝申しあげます。皆様の幸せを願い、69期生の未来に、神様の豊かな祝福と希望の光が注がれることをお祈りして、お祝いの言葉といたします。                            2024年3月1日

 

生徒代表の答辞、式後のセレモニーでの♪ハレルヤコーラス♪、♪エール♪や生徒たちのメッセージには、こみあげるものがありました。中1~高Ⅲまで、多くの心配や不安、試練に耐えながら、創意工夫をこらし、優しくたくましく成長した69期生に乾杯!

*******************

左:卒業文集(手書き)、右:卒業アルバム 

多くの生徒たちは、これからの合格発表を待ち、今後の進路を切り拓いていく時期です。みなさま、どうぞお祈りください。

*******************

感謝と祈りのうちに