今週火曜日の放課後、中学・高校図書委員会が合同で臨んだ絵本の読み聞かせ講座の様子をご紹介します。講師は放送部講師で元NHKのアナウンサー、櫻井一穂先生です。

単に絵本を読めば良いというわけでは決してない、「読み聞かせ」という行為。櫻井先生は対象年齢や読む環境に応じて本を選ぶポイント、さらに絵本の持ち方、開き方なども分かりやすく説明してくださいました。聞いてくれる相手を大切に思うからこそ、「読む」こと以外にも心配りしたいことがたくさんあるのですね。

実際に櫻井先生が読み聞かせをしてくださった写真がこちら。みんな引き込まれています。

講座の最後は「ストーリーテリング」の説明と実演でした。「ストーリーテリング」とは、物語を口伝えのみで語ること。文字や紙のなかった時代、各地の物語（民話）は口伝えで表現されていましたが、その手法のことです。絵本の読み聞かせとはまた違った味わいがありました。

「絵本の読み聞かせ」は相手への思いやりと絵本へのリスペクトにあふれた行為であるということを体感した50分でした。今後、実際に図書委員が幼い子どもたちに向けて絵本の読み聞かせを行う計画もあります。学んだことをしっかり活かせますように！