Page Top

写真:本

アイコン:花お知らせNews

今日の清心 2025.01.10

中1LHR 国際理解学習

1月9日木曜日、中1(a・bクラス)のLHRの時間に、国際理解学習の一環としてUNICEFの方をお招きし、出前授業を行っていただきました。

 

生徒一人一人に役割などが書かれたカードが配られ、約90名の生徒を実際の世界の人口の割合で、アフリカ・ヨーロッパ・アジア・南米・北米・オセアニアに分けたり、それぞれのグループにどのくらい飽食の人や飢餓に苦しむ人がいるのか確かめたりしました。

 

世界のどの地域に飽食の人が多く、どの地域に飢餓の人が多いのか知っている生徒もいましたが、その割合を目に見える形で提示され、飢餓の地域差に実感がわいた様子でした。


最後に、90名を5つのグループに分け、グループごとに「ご褒美」という名の赤いお手玉が入った袋を渡されました。最初のグループにはたくさんのお手玉が入っていましたが、2番目、3番目、4番目と、グループの袋に入れられたお手玉の数はどんどん少なくなっていき、5番目のグループに渡された袋の中にはお手玉は1つも入っていませんでした。


これは、世界の5分の1の人たちが、世界の富の88%を独占していることを表していました。

「この状況に対して、どうすれば良い?行動してください。」と促されると、最初のグループの人たちが立ち上がり、他のグループのところに行ってお手玉を分け始めました。最終的に1人1つずつのお手玉を手にすることができ、皆ほっとした様子で笑顔を見せていました。

 

以下、授業を受けての生徒の感想です。
「体験型の授業だったので、貧富の差が目に見えてわかりやすかった。」

「UNICEFが貧困地域に配っている実際の食べ物を見られて良かった。」

「飢餓の子どもたちの二の腕の太さがペットボトルのキャップくらいだと聞いて驚いた。」


ワークショップ形式のわかりやすい授業だったため、「飢餓」や「富の分配」という難しいテーマにも関わらず、生徒たちは興味を持って意欲的に参加することができました。広島県ユニセフ協会の皆様、ありがとうございました。