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写真:本

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今日の清心 2025.02.19

中高生物部~ブタの心臓と肺を解剖してみよう!~

2月13日木曜日の放課後、中高生物部がクラブ活動の時間に、ブタの心臓の解剖と肺の観察をしていました。そのときの様子を高Ⅰの部員に報告してもらいました。

※この記事にはブタの臓器の写真がたくさん出てきます。苦手な方はご注意ください。

 

「まずは肺の観察から行いました。先生がチューブを使って気管支に息を吹き込むと、それまでだらんとした肉の塊のようだった肺が一気に膨らみ、私たちがよく知っているような形になりました。

 

心臓は一人一つずついただきました。心臓は全てが筋肉でできていて、その硬さや頑丈さに驚きました。教科書の心臓の図と見比べながら観察をしていたのですが、本物の心臓は教科書通りではなく、弁や心房、心室を見つけるのでさえ一苦労でした。先生にどこが何なのかを教わっている部員がほとんどでした。

その後、部員たちは肺の気管支を切開して詳しいつくりを観察してみたり、心臓の弁をよくみて、どのように血液の逆流を防いでいるのかを考えたりして、各グループで学びを深めました。

 

この日のクラブ活動は、『今日の実験にあたって、食用のブタの臓器を提供していただきました。私たちの日常生活や科学の発展は多くの生物の命に支えられていることを理解し、生物部員として命に感謝しましょう』という先生の言葉で締めくくられました。」

 

実物の心臓や肺を手に取って観察し解剖することで、教科書からだけでは得られない学びを得ることができたようです。生命の一部を学びのために提供してくれた動物に感謝して、この経験を無駄にせず、今日学んだことを今後の学びや人生に生かしてほしいと思います。