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今日の清心 2025.03.11

祈りの集い~ヒロシマを考えることは、平和に対しての責任を取ることです~

2月25日火曜日に、本校のカトリック研究会の生徒と有志生徒たちが平和公園慰霊碑前にて行われた「祈りの集い」に参加しました。

1981年に当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ二世がローマ教皇として初めて来日し、広島を訪問され、平和アピールを発表されたことを記念して行われた行事の一環でした。

「戦争は人間のしわざです。
戦争は人間の生命を奪います。
戦争は死そのものです。
過去を振り返ることは、将来に対する責任をになうことです。
ヒロシマを考えることは、核戦争を拒否することです。
ヒロシマを考えることは、平和に対しての責任を取ることです。」

(平和アピールより抜粋。)


この日、生徒たちは世界の平和を願って自ら作成したポスターを掲げて祈りました。

2月25日のミサと祈りの集いに先立って、23日には幟町の世界平和記念聖堂でミサがあり、元広島学院校長で被爆二世でもいらっしゃる李聖一神父様の講話、また広島被爆者の被爆証言のドキュメンタリー映画「for you人のために」の上映も行われました。生徒たちも参加して被爆者の方たちの思いを学び、平和への思いを新たにしていました。

以下、参加した生徒の感想です。
「李神父様のお話や映画から、被爆者の方にとって原爆はまだ終わっていなくて、だから被爆者の方たちは語り続けているのだと思いました。」
「ミサ・講演会・映画と一日を通して、『平和』について考えました。李神父様の講演会では、被爆者の方たちの話を聞いた私たちが、そこから普遍的なメッセージを見出し、それを伝えていくことが必要だと言われたことが、とても印象に残りました。原爆投下当時に広島在住だったイエズス会のドイツ人の神父様が、負傷した人々の手当てをしてくださったことを知りました。初めて知ることがたくさんありました。」

元教皇ヨハネ・パウロ二世の平和アピールはこちら

そのアピールの一部は平和公園内に碑文として残されています。