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校長日誌 2022.10.20

伝えるHIROSHIMAプロジェクト [校長日誌]

報告が遅くなりましたが、今年度、中学3年生のS・HさんとY・Hさんが参加した「伝えるHIROSHIMAプロジェクト」についてご紹介します。広島市教育委員会のプロジェクトとして、多くの皆様にお世話になり、ありがとうございました。 以下は、二人が9月の中高合同放送昼礼のときに発表した感想とメッセージです。このプロジェクトには先輩たちも参加してきました。平和について、考え、学び、発信している中学生から私たちも多くを学んでいきたいです。 S・Hさん 私たちは、8月6日に各国の駐日大使に自作の平和メッセージを英語で発信することを目標としたプログラムに参加しました。事前研修では、平和公園にいらっしゃった県外の方に話しかけたり、ウクライナの子どもたちの生の声をオンラインで聞いたりしました。8月6日には、私はアフリカのマラウイの駐日大使夫人にメッセージを聞いてもらいました。 これらの貴重な体験を通して、自分の平和に関する意見を確認するとともに、初対面の外国人に英語で話しかけるという度胸を身につけることができたように思います。ネイティブの人の英語を沢山聞けたので、英語に対するモチベーションも上がりました。 また、広島市内の色々な中学校から生徒が集まっていたので、同じメッセンジャーの人たちと話すことで、いい刺激を受けることもできました。 英語についてのサポートもありましたし、何より自分の平和メッセージを熱心に聞いてもらえたので、あまり心配はなかったです。中1、中2の皆さんは今後も機会があると思うので、英語ができるできないに関わらず、挑戦してみてください。 伝えるHIROSHIMAプロジェクト S・Hさん   Y・Hさん この夏、伝えるHiroshimaプロジェクトの平和メッセンジャーとして活動しました。 このプロジェクトは、各国の駐日大使の方々に、広島市の中学生が自分の考える平和についてのメッセージを伝えるというプロジェクトです。私がこのプロジェクトに参加したきっかけは、私を含む若い世代は平和の大切さに気づいていないのではないかと感じたことです。平和が当たり前の日本で生まれた私は、これからも平和であり続けるためにはどうしたらいいか、まず平和とは何なのかということについて考えたいと思い、このプロジェクトに参加しました。参加するにあたって、たくさんの先生方に助けていただき、日本語と英語のメッセージをつくりました。先生方、本当にありがとうございました。 また、駐日大使の方々に平和メッセージを伝えるため、4回の事前研修を受けました。そこでは被爆体験伝承者の方のお話を聞いたり、町の人々に平和についてのインタビューをしたりしました。ウクライナ現地の方々とオンライン交流もしました。どの研修も今まで表面しか知らなかったことを深く知ることができ、平和であり続けることは本当に難しく、一人一人が平和を大切にしていかなければならないということを学ぶことができました。 8月6日当日は大勢の駐日大使の方々が来てくださいました。私は様々な国の方が来てくださっている中、運がいいのか悪いのか、日本の方に英語でメッセージを伝えることになりました。でも、とてもじっくりと聞いてくださり、努力して良かったと心から思いました。私はこれまで挑戦とかけ離れた生活を送ってきましたが、今回、一歩踏み出したことで様々な経験、そして様々な素晴らしい人と出会うことができました。これからいろいろなことに挑戦して、自分の世界を広げていきたいです。 ********************* 恵みの業をもたらす種を蒔け 愛の実りを刈り入れよ 新しい土地を耕せ。(ホセア書 10章12節) ********************* 感謝と祈りのうちに