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STEMシンポジウムの旅~Mural見学~
7月18日火曜日、STEMシンポジウムに参加している生徒たちは、フィラデルフィアのMural見学に参加しました。
フィラデルフィアでは、ビルなどの建物の壁にmuralという絵画が描かれています。全部で何千もあるというこの絵画は、犯罪の前科がある人、ホームレスの人、黒人といったコミュニティの中での弱者であったり、社会での生きづらさを抱えている人たちを、絵を描く共同プロジェクトに巻き込み、周囲とのつながりを作り仲間意識を醸成することを目的とした社会事業なのだそうです。
この生地を壁に貼り付けてその上から絵を描きます。
Philadelphiaのphilaという接頭語には、「愛」「愛すること」という意味があり、隣人愛や同胞愛(brotherhood)を大切にすることが、この街の伝統です。今回STEMシンポジウムに引率されている先生曰く「確かに、現地は治安の悪さを感じつつも、現地の人からすると異質な存在であるアジア人の私たちにも、親しく話しかけてきたり、ホームレスの方も誰かに大切にされているような感じがします」とのこと。日本でいうと大阪のノリに近いような親しみを持って接して来られる方が多いのが、この街で良いなと思ったことだそうです。