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校長日誌 2023.07.20

高Ⅲ 生命倫理講演会

7月15日(土)高Ⅲは生命倫理講演会として、岡山県邑久光明園ソーシャルワーカーの坂手悦子さんの講演を拝聴しました。坂手さんは、ハンセン病の回復者が暮らす瀬戸内市の国立療養所邑久光明園で長くソーシャルワーカーとして働いています。大変重く深いお話でした。

右上の写真は、坂手さんのことが紹介された新聞記事(2022年4月朝日新聞岡山県版)や現地の資料です。この度、事前学習として、学年団や有志の先生方と実際に邑久光明園と長島愛生園に行ってみたとき、いただいたパンフレットなども改めて読んでみました。

かつて長島愛生園には、カトリック研究会や社会科の先生方と訪れたことはありましたが、坂手さんとは偶然の出会いがありました。卒業生でもある坂手さんとこうして再び広島で会い、お話を聞けるなんて… 講話に引き込まれながら、後半の質疑応答も鋭い質問ばかりでした。高Ⅲの生徒たちの視点や思考、そして坂手さんの回答はどれも胸を打つものでした。

長島愛生園と本州を結ぶ「人間回復の橋」については、2023年5月10日付けの中国新聞に掲載されています。また、長島愛生園内にある「歴史館」や「さざなみカフェ」も印象的です。その後、高Ⅲ学年団が映画「あん」の上映も企画しました。他にも、関連ある本を読んだり、「強制不妊救済法に関する訴訟」について学んだりしながら、私たちも考え続けていきたいと思います。

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「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」(ローマの信徒への手紙12章15節)

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感謝と祈りのううちに