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今日の清心 2023.10.24

こころもからだもいろいろ 高ⅡHR講演会

10月12日(木)、この日の高ⅡのHRは講演会。「ここいろhiroshima」の運営者である當山敦己先生のお話を聞きました。
「ここいろhiroshima」は、「こころもからだもいろいろ。彩り豊かでええじゃん!」をモットーに、セクシュアルマイノリティ特有の「心と体」・「自分の性」について「生きづらさ」を感じている子どもたちとその保護者のためのサポート・コミュニティスペースを提供している団体です。

當山先生は、ご自分の経験を踏まえて、セクシャルマイノリティの人々の抱える悩み、苦しみ、痛みを分かりやすくお話くださいました。そこから、「『違う部分』もあなたの大切な一部」「今いる場所が全てじゃない」「必ず味方はいる」というメッセージを伝えてくださいました。

以下、生徒の感想から一部を紹介します。

・ずっと「自分らしさ」とは何なのかよく分からなかったのですが、自分らしさとは他者と「違う」ところなのだと、お話を聞いてとても納得しました。他者との違いは、隠したくなるものですが、しっかりと自分自身と向き合って、なりたい自分を表現している當山先生は本当に凄いと思いました。

・今回の講演を聞くまでは、勝手にLGBTQ+に理解を持っていると思っていましたが、今までは他人事のように知識として持っているだけだったと実感しました。人生はその人の表現で描かれるもので、性別も人生を歩む中で描かれるものだと思うから、表現の自由で認知されれば、誰もが生きやすい世界になるだろうと思いました。

・先生の今まで大きな壁に何度もぶつかりくじけても、素敵な仲間に支えながら、そして自身の力で乗り越えていくという姿にとても感銘を受けました。

・私は当たり前のように、自分の性が女性で、男性を好きになって、皆それが普通だと思い込んでいた所があったことが今回よく分かって、自分のこの考えで傷つく人もいることにようやく気づけました。“人と違うからこそ、そこが魅力”というのは本当にその通りだと思います。これから生きていく上で、自分のことをしっかりと大切にして向き合いながら、他人も大切にできる人になっていきたいです。