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74期中1フィールドワーク 平和公園
10月26日(木)、中学1年生はフィールドワークのため、平和公園へ行きました。
原爆供養塔の前に集合し、はじめに「祈りの集い」を持ち、みんなで作った千羽鶴を平和の祈りをこめて奉納しました。
その後、班ごとに分かれて平和公園内の碑めぐりをしました。碑について事前学習で学んだことを担当者が発表していきます。
青少年センターに移動して、昼食を取り、碑めぐりで学んだこと、印象に残ったことなどを振り返り、分かち合いました。
最後に希望者のみが広島城へ。広島大本営、第5師団司令部などの軍都遺跡や、被爆樹木などを見て回り、原爆投下前後の広島の様子について思いを馳せました。
原爆投下当時、広島城本丸の一角にある半地下の司令部作戦室から、広島壊滅の第一報を発した女子高生がいました。岡ヨシエさんです。彼女の証言について、事前学習で学びました。この日、岡さんが被爆した現場に訪れた生徒の一人の感想です。
「岡さんがここで被爆したすぐ後に広島の様子を見たんだと思うと、より原爆の悲惨さを知ることができました。岡さんの話を知ったときは、まるで他人事のように思い、・・・実感がわきませんでした。でも、今日実際に自分で足を運び、そこに立ち、本物を自分の目で見ることで、急に怖く感じました。・・・岡さんの広島を見たときの気持ちをすごく考えさせられました。」
また、この日は、広島の加害者としての立場についても考えることができたようです。
「私は今まで広島の被害についてばかり考えていましたが、・・・人々を苦しめ、苦しめられた広島に住む私たちだからできることは、たくさんあると思います。これから・・・もっと深く知っていく良いきっかけになりました。」