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中1 国際理解学習「世界が100人の村だったら」
1月11日(木)に中1のc組とd組、1月25日(木)にa組とb組が、「世界が100人の村だったら」というワークショップに参加しました。ユニセフ広島県事務局の方々が、世界の現状について、またユニセフの活動について教えてくださいました。
ワークショップでは、生徒一人ひとりが世界のどこかの国の人になりました。聞いたことのない言語を話す子どもかもしれません。遠いアフリカ大陸に住む高齢者かもしれません。人口密度の高いアジアの国の人なら、お隣の人との距離が全然なく、北アメリカ大陸の人なら広々とゆったり座れました。裕福な国の人は「富」を示す赤いお手玉をたくさんもらえましたが、お手玉をひとつももらえない人もいました。もらえない人は持っている人よりもたくさんいました。
世界には大きな格差があること、日本の現状とは大きく異なる現状が世界の国にはあることなどを五感を使って体験しました。また、日本を客観的に観る機会にもなりました。
以下、生徒の振り返りからの抜粋です。
「貧困はループがあって、学校で教育が受けられないから、将来お金を稼げるような職業に就けず、次の世代もそうなってしまうことを知りました。」
「印象に残っていることは、日本は裕福な国であること、日本にも消えかけている言語があることです。」
「ユニセフの活動紹介を聞いて、自分が何とかしなきゃ! 見て終わりではなく行動しなければ!と感じることができました。」
「十分な生活ができてないない子どもたちは腕がとても細くなってしまうという話がとても記憶に残っています。色々なもの、ことが平等ではないということも学びました。」
「世界が一つになるためには一人ひとりの素直さや優しさが欠かせないと感じます。」
「今回は富をお手玉で例えていたけれど、もしそれがお金だったとき、自分たちは同じように快く分けたりできるのだろうか、と考えました。」
「ご飯を残したりせず、食品ロスも減らせるように、毎日感謝して過ごしたい。格差もなくせるように一人一人が水も食糧もすべて節約して不足しているところに届けられるとよいと思った。」
「困っている人がたくさんいるという現実を他人事だと考えずに、苦しんでいる人に優しく手を差し伸べられるような人になれるよう努力していきたいです。」
「当たり前の一日一日を精進し、勉強に励むこと、世界に目を向けることが今の私にできることだと思いました。」