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今日の清心 2024.09.12

第59回 高校生のための文化講演会

昨日9月11日、NDホールにて「第59回高校生のための文化講演会」が開催されました。本イベントは、「作家や評論家、詩人や漫画家など著名な方々の講演を聴くことによって、高校生ひとりひとりが思索を深め、将来の指針を決定する一助となれば」という願いの元、財団法人一ツ橋文芸教育振興会が全国の地方新聞社と集英社の協力を得て開催しています。
今回は、映画化もされた大人気小説「あん」の作者であるドリアン助川先生をお招きし、中学3年~高校3年までの清心生を対象に「組み合わせからの創造たとえば動物とか哲学とか」という演目で講演していただきました。

 

 

 

ドリアン助川さんは、自身の体験を語りながら、生きる意味とは何なのか問いかけていました。講演会のあと、代表生徒がお礼の言葉を述べました。

また、一ツ橋文芸教育振興会から集英社文庫を100冊いただきました。ありがとうございます。

ここでドリアン助川さんの講演会に関する生徒の感想をいくつかご紹介します。

 

・朗読の内容が思った以上に面白かったです。隣の友達が少し涙していました。私はよく、自分がなぜ生まれたのかとか、自分には一体どんな価値があるのかとかを考えてしまいがちです。今日の講演を聞いて、自分の中で全てが解決したというわけではないのですが、今後、思い悩んだとき、解決の鍵となるよう今日のお話の内容を忘れないようにしようと思いました。

 

・ドリアン先生の生き方や考え方は、まさに自分が目指していたものであったので、先生の言葉一つ一つが人生の羅針盤になってくれると思いました。「生きること」とは何なのかということは、一生考えていかないといけないものだけれど、思考や経験を組み合わせたり積極的に外の世界に耳を傾け、自分に取り入れ、人生をかけて「生きること」の意味を考えていきたいです。

 

・私は自分の感情を表現するということが昔から苦手で、それっぽいことを書くのは得意だけど、素直に感じたことを書けませんでした。それが語彙力の問題ではなく、自分の感情の差異に気づけていないからだと講演を聞いて気づけました。自分のことにこれからもっと目を向けていきたいです。

 

今回の講演会の記事が本日9月12日の中國新聞に掲載されておりますので、ぜひそちらも併せてお読みください。

ドリアン助川さんのお話を聞いて感じたこと、考えたことをきっかけに、清心生の皆さんの生きるヒントが見つかることを祈っております。