お知らせNews
学問の秋 ~図書館での授業の様子~
厳しかった残暑もようやく落ち着き、さわやかな秋の気配が本校にも満ちてきました。学びの季節に生徒たちがどのような授業を受けているのか、図書館からご報告します。
🔷中学1年生【宗教】清心の歴史と聖書の言葉
下の写真(左)はナミュール・ノートルダム修道女会来日100年に関する特別展示を囲む生徒たちです。清心が広島に創立されるまでの歴史を学び、同時に「平和」についての聖書の言葉を探す時間も設けられました。「清心に入学してはじめて聖書を手にしたという生徒も多いから、聖書をひらいて自分で発見するという体験も大切にしてほしい」と神垣校長補佐。聖書とのふれあい方を学んでいる最中の中学1年生です。
🔷中学3年【現代国語】テーマに沿って村上春樹『沈黙』を解説しよう
村上春樹『沈黙』について、グループごとに三つのテーマから一つを選んで解説するという授業を行っています。三つのテーマは「題名『沈黙』は作品の中で何を表しているかを解説する」「対照的な登場人物を二人選び、作者がその二人をどう描いているかを解説する」「青木(登場人物の一人)の視点からこの物語を語りなおす」というもの。様々な視点で小説を読む方法、そして本について語り合いながら読みを深めることを学んでいます。
🔷高校2年【地学基礎】天文分野のレポート作成
天文分野に関して自分でテーマを設定し、敢えて「紙の本」だけを用いてレポートにまとめるという授業です。テーマの設定、選書、レポートをまとめるという作業を50分で行うのですが、さすが高校2年生。多くの生徒がレポートを完成させていました。次回の授業では一人一分でレポートの内容を発表し、相互評価を行う予定だそうです。主体性が求められる一連の学習によって知識の定着を図ります。
生徒の皆さんの日々の学びの積み重ねが「実りの秋」へとつながりますように!