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学園慰霊祭~ナミュール・ノートルダム修道女会総長を迎えて~
10月31日木曜日、学園慰霊祭をとりおこないました。今年はナミュールノートルダム修道会のシスター来日100周年にあたり、ローマやアメリカからはるばるノートルダム修道会の総長様はじめシスター方が来校され、ご一緒に慰霊祭ミサにあずかりました。来校されたのは、メリー・ジョンソン総長、ケニアからシスター・エヴァリン・アセヨ、60年前に来日されて16年間日本で働きをされていたシスター・モリーン・オブライエン、そして昨年度まで本校で教鞭をとってくださっていたシスター三宅。日頃お世話になっているシスターコリピオもご一緒に、5名のノートルダム修道会シスターがお揃いになりました。
総長様はじめシスター方は、ミサの前に全校生徒に向け、「世界に広がるナミュール・ノートルダム修道女会 私たちの今」と題して講演をしてくださいました。通訳は同窓生の小松様が担ってくださいました。ありがとうございました。
慰霊祭ではこの一年間に天に召された学園関係物故者をしのび、ご遺族の方、ご来賓の方をお迎えして、ミサをとりおこないました。ミサは、今年90歳になられる林尚志神父が下関からおいでになり、司式を行ってくださいました。まったくお年を感じさせないパワフルで楽しいお話が生徒の心に残ったことと思います。
この慰霊祭では、ミサを担当してくれた高Ⅱミサ係、美しい聖歌を響かせてくれた聖歌隊、オルガン担当者、清友会・生徒会役員たち、横断幕作成担当の書道部、全体司会の放送部など、生徒たちがそれぞれの役割をしっかりと担ってくれました。
慰霊祭の後、生徒たちは教室に帰って、慰霊祭で学んだことなどを書きました。以下はその生徒たちの声の一部です。
総長様やシスター方をお迎えしお話を聞いて。
「シスター方のお話を聴いて、世界各地に同じ信念を持って心を合わせて活動している人たちがいることを体感した。」
「清心での出会いを逃さないでほしいという言葉が響きました。今、勉強できない子が沢山いる中で、勉強できていることに感謝するべきだと改めて思いました。学校を建ててくださったシスターたちに感謝しようと思いました。マリア様がイエス様を抱く像から、私たちはずっと守られていることを感じてほしい、と聞いて、自分が愛されているのだから、愛することにも意識を向けることが大切だと思いました。」
学園慰霊祭ミサで考えたこと、心に残ったこと。
「清心生でいることの意味、ご遺族に寄り添う気持ち、生と死の考え方などについて考えました。礼儀正しくいること、歌をきちんと気持ちを込めて歌うことはご遺族に寄りそう行為の一つだと考えました。神父様の『生きている人は遠くて会えないときもあるけれど、亡くなった人はいつでもそば(心の中)にいる』という言葉が心に残りました。」
「神の望みは愛しなさいということだけれど、私はその望みに反してばかりだと思います。けれど私のために祈ってくれている方々がいることで、今私は平和に生きています。今回の説教を聞いてこのことを知ったし、これを聞いて、祈られる側にとどまらず、誰かのために祈れる人になれたらいいなと思いました。それは本当に愛することに結びつくのではないかと思います。」