本校では、授業や学校行事を通して、平和について考え行動できるようになることを大切にしています。
生徒のなかには、学校外の平和活動にも積極的に参加している生徒がいます。
今日は、全国高校生一万人署名活動実行委員会のメンバーとして活動している高ⅠのSさんの取り組みをご紹介します。以下、Sさんからのコメントです。
平和公園付近で毎月、高校生が核廃絶を求める署名活動を行っていることを知っていますか?
私は、全国高校生一万人署名活動実行委員会のメンバーの1人です。全国にわたって、高校生が毎月署名を呼びかけることを始めとし、集会に参加し思いをスピーチすること、大使館を訪れ法律の観点から活動を考えるなど、多くの大人の方々の協力もあって、様々な活動をさせていただいています。平和活動に携わる中で、私が常々考えていることを2つお話しさせてください。
1つ目は、活動の根幹にバトンを繋ぎたいという思いがあるということです。被爆者の生の声を聞ける時間はそう長くはありません。だからこそ、私たち高校生は活動しています。話しがたい歴史に耳を傾け、被爆者が感じた痛みをなぞり、核のない世界を訴え続けなければいけません。
2つ目は、署名活動の際、どんな方にも声をかけるということです。道ゆく方には、家族連れや出勤中の方、修学旅行生、そして外国の方もいます。全ての方が対応してくださる訳ではありません。外国の方には、英語で話しかけなければいけません。ですが、躊躇せず話しかけることを心がけています。どんな境遇の人にも、この署名をきっかけに、平和についてもう一度考えていただきたいと思うからです。数々の「ビリョク」が集まって、大きな波ができると信じています。
Let’s keep thinking about what we can do for peace together.