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上野千鶴子先生と考えるジェンダー【WWLコンソーシアム】
広島大学のWWL(ワールド・ワイド・コンソーシアム)で行われた上野千鶴子先生と高校生のセッション「日本社会とジェンダー」に、本校生徒と教職員も参加しました。上野先生によるセミナーは実は2回目で、1回目の講義と質疑応答を受け、今回は全ての時間が高校生徒のやりとりという内容でした。
男女で異なる校則についてどうしていくべきか、日本社会でジェンダー平等を実現するにはどうすれば良いか、行政のジェンダー改革にどう参加していくべきか、男女平等社会を目指している社会で高校生である私ができることはありますか?・・・・・・様々な質問が高校生から上野先生に投げかけられ、上野先生も、現実の厳しさをごまかすことなく、ユーモアを交えて真剣に答えてくださいました。
参加した生徒の感想です。
「スカートかスラックスかを選べる制服について、心は女性でも身体は男性といった場合、女子校への入学はどうなるのか・・・今までもやっとしていたことがはっきりしたというか、しっかり考え、声をあげることが大切だと思いました。」
「女子校にいるのでジェンダー差別などは意識したことがなかったけれど、他校の様子や日本社会の実態を知って、改めて問題意識を持つことができました。」
WWLは、様々な分野について専門家から直接学ぶことのできる貴重な機会です。授業やクラブの制約もあって、いつでも参加可能というわけではありませんが、どのセミナーも興味深く、またオンラインであるために参加もしやすいです。普段関わることのない他校の生徒さんの質問も勉強になりますし、今回は本校生徒も質問して答えていただきました。教育の変化の波に乗り、様々な機会を上手に利用して、学びを深めて欲しいと思います。