6月26日（月）、東京シティバレエ団芸術監督の安達悦子さんが本校を訪れ、講演してくださいました。日本のバレエ界のトッププリマバレリーナのひとりとして国内外で活躍され、現在も精力的にバレエ界の発展に尽力されている安達さんは、本校に中学時代在籍されていました。

バレエの道を歩むことになった過程について語ってくださった講演会では、清心での学びがその過程でも役立ったというお話もありました。
バレリーナはクリエイターではなくインタープリター（解釈する人）。感じる心と解釈を理解する知識が必要で、清心でカトリックの雰囲気を感じて生活できたことが西洋での宗教の雰囲気や作品の解釈につながったとおっしゃっていました。英語の授業も役に立ったそうです。
生徒たちは、どんな内容でも一つ一つがきっとプラスになると、学校での学びの意義を教えられていました。

講演会後の座談会では、生徒たちから「バレエの道で生きていくことをいつ頃決めたのか」「バレエと勉強の両立は」「バレエで活躍するためには才能なのか、努力なのか」など次々と質問がありました。予定していた時間をオーバーしたのですが、安達さんは丁寧に質問に答えてくださいました。普段聞けないバレエのプロフェッショナルの方のお言葉にみんな真剣に耳を傾けていました。

講演会＆座談会が終わった後も、生徒たちは先生を囲み、バレエに関することをいろいろと相談していました。バレエファンの保護者の方も参加され、貴重な機会に喜んでおられました。
御多忙の中おいで下さった安達悦子さんに心より感謝申し上げます。