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高ⅢSDGs活動の紹介
今日は、高ⅢS・Mさんの校外での活動「ワガママSDGs」をご紹介します。
私は2022年6月から『ワガママSDGs』という校外活動に参加していました。
『ワガママSDGs』とは、高校生によるSDGs実証プロジェクトのことで、自らが見つけた社会課題に対して主体的にアプローチすることを目標にしています。
私は『Chanced』というプロジェクトチームに所属し、高校生と福祉業界をつなぐ活動に携わりました。
きっかけは、福祉事業所で作られている商品は良いものばかりなのに、知ってもらえる機会が少ないという声を聞いたことです。
そこで、高校生の視点から障がい者福祉商品をセレクトし、販売することで同世代に福祉のことについて知ってもらいたいと考えました。
今回は、活動の中で行なった2つのイベントについて紹介します。
一つ目は『エシカル・ツキイチ・マルシェ』(名古屋市)です。
名古屋市障がい者就労支援窓口ウェルジョブなごや様にご協力いただき、名古屋市内の6つの事業所から商品を仕入れ、販売しました。
ドーナツやハンドクリーム、カードケースなど、私たちが実際に欲しい!と思った商品を中心にセレクトし、自ら事業所に交渉して販売させていただきました。
販売するということが初めてだったため、仕入れ値の決定や資金の運用など難しいことも多かったですが、自分たちのアイデアがかたちになったこと、実際にお客様に商品を手に取ってもらえることの喜びを感じることができました。
一方で課題も見つかりました。
高校生に福祉について知ってもらおうと企画したイベントでしたが、実際に訪れてくれた方は年配の方が多く、本来の目的を達成することはできませんでした。
また購入してもらうことに重点を置いてしまい、福祉事業に関心を持ってもらえるような販売ができていなかったと反省しました。
そこで企画したのが2回目のイベント、京都Questionでの出店です。
商品をChancedメンバーが在住する4府県(京都、名古屋、広島、神戸)の福祉事業所からセレクトし、商品に因んだクイズワークショップを開催することで、参加型の販売を行いました。
私は尾道市にある障がいのある方が製造・接客を行っているカフェを訪れ、クッキーやサブレを仕入れさせていただきました。
結果として、前回よりも多くの方に訪れてもらい、コミュニケーションを取りながら販売することができました。
高校生の来場・参加も多く、より本来の活動目的に近づいたイベントを開催することができたと感じています。
また活動を通して出た利益は、支援団体に寄付をする予定です。
私は『ワガママSDGs』の活動を通して、学校内の活動だけでは得られないたくさんの人との出会いに恵まれ、そしてたくさんの人に支えられて新たな学びを得ることができました。
今後は活動の中で関心を持った、世界の障がい者雇用について勉強したいと考えています。
今回の活動の経験を将来に生かしていきたいです。
以上です。県外の活動だったこともあり、その準備や企画に参加する苦労も伝わってきましたが、何よりも新たな出会いや学びの拡がりに胸が熱くなりました。今回のチャレンジを活かしていく姿を私たちも応援しています。
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「二人三人がわたしの名によって集まるところには、私もその中にいる。」(「マタイによる福音書」18章20節)
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感謝と祈りのうちに