2024年の学園祭（５月）以降、本格的に始まった聖堂リニューアル工事の近況報告を行います。

まず、こちら（クリックしてください）が修復前の状況です。修復工事については、中国新聞でも紹介されました。

聖堂内の正面にある十字架上のキリスト像が傷んでいたので、修復することにしました。

クレーン車が入り、右半分の修道院住居部分が解体されていきました。左手前にあるのは、聖堂の赤い屋根瓦です。今回、耐震診断の結果、すべて更新することになりました。その際、古い屋根瓦は庭園で再利用される予定です。そのデザインは生徒から募集を行うこととなり、これまでに数十人（グループ）からの提案がありました。

聖堂の中は、1950年代の古い建築にも関わらず、壁・床共に、ほとんどそのままを活用できることになり、天井・屋根の補強が主な工事となりました。当時の職人技術の高さに改めて感謝と敬意の気持ちでいっぱいです。この度も、世界平和記念聖堂耐震修復の業績を持っている施工業者のみなさまが丁寧に修復してくださっています。解体された部分のその後は、次回にご紹介します。