
旧修道院改築・聖堂リニューアル計画Old Monastery Renovation and Cathedral Renewal Project
修道院の貴重なものあれこれ
今日は、修道院内の貴重な品々をご紹介します。聖堂の耐震工事は大詰めを迎え、庭にはマリア様の横に、梅の花が美しく咲いています。まずは、聖堂内の美しいデザインと職人の方の技術の高さをごらんください。天井・床の人造石研出し(じんぞうせきとぎだし)仕上、跳ね上げ式・観音開き・鉄製窓枠の窓なども手のぬくもりが感じられ、これらは保存されます。
解体部分は庭園となる予定で、周りの大きな木の剪定伐採も行われています。通学路の整備も合わせた完成にはあと数ヶ月かかる予定です。なお、聖堂入口にはスロープがつけられました。
聖堂をあがっていくと(建物としては4階)バルコニーに出られます。市内からも見えるマリア像や鐘も残りますが、次の写真はもうなくなってしまった屋根裏部屋です。シスター方が海を越えて運ばれたトランクは保存、一部展示予定です。
1955年に造られた螺旋階段は、美しいです。但し、すぐ見える場所にはありません…写真だけでご容赦ください。聖堂の屋根瓦は耐震上、別の赤い瓦に替わり、古いこれらの瓦は庭園内の仕切りなどに再利用されます。
3月末にいよいよリニューアル完成予定です。過去を大切にしながら、未来につながる活用を目指しています。工事の安全をみなさまもお祈りください。