卒業生 桧高明子さん ご著書の紹介
2016年04年13日 | 日記
卒業生の桧高明子さんが,『愛の独創教育 奇跡の実践 ―檜高校長二十六歳からの挑戦―』という書籍を出版されました。これは,桧高さんが,おじいさまの教育実践について取材され,まとめられたものです。
桧高さんからのコメントです。
桧高明子著 『愛の独創教育 奇跡の実践 ―檜高校長二十六歳からの挑戦―』について
私は、現在、広島県東広島市西条町にある、父親から受け継いだ学習塾「独創学園」で小学・中学・高校生の指導にあたっています。また、ヒーリングサロン「~癒しの館~ フレグランス・ライト」も経営し、心や身体、魂を癒し、「本来の自分自身」を思い出していただくお手伝いもしています。
私は、昨年の2015年8月26日に『愛の独創教育 奇跡の実践 ―檜高校長二十六歳からの挑戦―』という本を出版しましたので、ここにご紹介させていただきます。
ありがたいことに、出版にあたり、中国新聞、ウィークリープレスネット、ラジオFM東広島、Kamonケーブルテレビなどで取り上げていただきました。 2015年12月12日には、東広島市教育委員会や東広島こころ塾の主催で、「東広島教育の源流を探る ― 千葉命吉・檜高憲三と西条教育に焦点をあてて―」というテーマで、祖父の行った「西条独創教育」を学ぶ教育フォーラムが開かれました。東京の玉川大学から講師をお呼びし、特別講演が行われました。パネルディスカッションでは、私もパネラーの一人としてお話をさせていただきました。
私の祖父、檜高憲三(ひだか けんそう)は、大正12年、26歳の若さで、広島県西条尋常高等小学校の校長に抜擢されます。広島県師範学校附属小学校の教師として、理想の教育に燃えていた時のことでした。
西条小学校の校長となった檜高憲三は、当時、「八大教育主張」の一人として有名だった千葉命吉の「独創理論」をもとに、独自の「西条独創教育」を築き上げていきます。全国に教育の模範を示そうと、毎年2日間にわたり、「西条教育研究大会」を開催し、全国から2000名もの参観者が訪れていました。
檜高憲三は、大正12年から昭和21年までの23年間、西条小学校の校長を務めます。檜高校長が行った教育実践や学校経営は、たいへん独創的なもので、今日の教育の先駆けともいえるものでした。
当時西条小学校で檜高校長とともに教育に携わっておられた、現在97歳の元教師の方との思わぬ出会いが、執筆のきっかけとなりました。
そしてまた、現在80代、90代になっておられる当時の卒業生の方々にも取材し、70~80年前の小学校生活の様子やさまざまなエピソードを語っていただき、それをもとに、当時の西条小学校を生き生きと再現しました。
祖父が行った教育は、昔の話ですが、教育の神髄は変わることはありません。当時の教育や考え方は、今日にも生かすことができます。この本の中には、現代の私たちが忘れてはならない大切な「日本人の心」があります。
教育者、将来教師をめざす方々、子育て中の保護者の方々、人を育てる立場の方々、経営者をはじめ、すべての日本人に、是非読んでいただきたい本です。
ノートルダム清心学園の関係者の方々にも、広島県東広島市のこんな身近なところに、これほどまでに教育に情熱を傾けた校長や教師たちがいたということを是非知っていただきたいと思います。
また、本書では、「独創」とは何かということも解き明かしています。皆様一人ひとりが、ご自分の独創力を発揮され、高い理想をもち、悔いのない人生を送られますことをお祈りしています。
この本は、全国の書店やインターネットでお買い求めいただけます。
ザメディアジョンプレス 桧高明子(ひだか あきこ)著
A5判 284ページ 1,512円(1,400円+税)
【お問い合わせは】
桧高明子 Tel&Fax(082)434-0037 または Tel(082)422-2254
E-mail kdmgroup@hi.enjoy.ne.jp
2016年6月8日(水)に、コミュニティ・アカデミー上幟におきまして、「日本一をめざした西条独創教育 ――檜高校長二十六歳からの挑戦」と題して、講座を開かせていただくことになりました。
- 日時:2016年6月8日(水)18:30~20:00
- 場所:コミュニティ・アカデミー上幟(広島市中区上幟町 10‐15‐201畠田ビル2F)
- 受講料:1,000円
詳細につきましては、「コミュニティ・アカデミー上幟」のホームページの2016年度春期講座の「広島の歴史と文化」をご覧ください。http://manabi-kaminobori.com/index.html