SHAPE Hiroshima 参加のご報告
2016年04年20日 | 日記
本校の高校生が、3月20日に行われたSHAPE Hiroshima に参加しました。
本人からコメントが届いたのでご紹介します。
T.Tさんのコメント
3月20日にSHAPE Hiroshimaに参加してきました。SHAPEは、ダボス会議で知られる世界経済フォーラムの公式イベントで、日本初開催されました。37ヶ国、112名の「グローバルシェイパーズ」の方々が世界中から広島に集い、「持続可能な平和な社会の構築」を目的とした会議でした。
私は広島で生まれ育ち、約10年間平和学習をしてきました。そして、「知る→考える→発信する」というプロセスを考えて、学校内でピースフォーラムなどの活動はしました。しかし、もっと出来ることがあるのではないかと思いました。 だから、SHAPE Hiroshimaに行って、様々な環境にいる人たちの話を聞くことで、もっと具体的で実行可能なこと、または実行されていることの中で自分にも出来ることを探したいと思い、参加しました。
この会議のために世界中から集まったShaperの各自の取り組みへの熱量、平和というテーマながら、実体験ベースの議論。あっという間の1日でした。この会議にいたShaperと呼ばれる社会人の皆さんは輝いていました。平和について議論する姿勢や、こういう会議を必死に運営している皆さんから感じたのは、「未来は自分たちが作っていく」という自信を伴う責任感でした。
今までは、広島にいる強みを生かして発信することしか思いつきませんでしたが、パネルディスカッションを聞くことで、企業や団体の特性を生かした平和貢献もあるのだと気づかせてもらいました。
Shapersの皆さんと1日過ごし、ディスカッションやスピーチから得たことは学校で他の生徒と共有するとともに、自分自身でも実行していきたいと思います。
特に心に残った1つの言葉を。 “There is no path to peace. Peace is the path.”「平和への道などありません。平和こそが道なのです。」
隣にいる人と100%理解しあえることはないけれど、その人と同じビジョンやゴールに向かって「どうやって協働できるか」を知る・学ぶことはできます。このプロセスこそが何より大切なのだと感じました。
そんな想いを改めて、今まで全く会ったことも、話したこともない参加者と議論し合う過程で実感させてもらえた機会でした。ここで、同じゴールに向かって一緒に取り組んだ方々は、きっといつか将来、どんな時でも、必要になったら協力し、お互いを信頼して協働することができるはずだと強く思います。それを私は「平和」だと呼びたいです。
私はここ広島の地で、広島人として、今できるベストを尽くします!