ノートルダムホール(新校舎)の落成式
2018年02年03日 | 日記
これまでこのブログで何度か紹介させていただいたノートルダムホール(新校舎)の落成式が2月3日(土)10時から盛大に行われました。生徒たちはもとより、ノートルダム清心学園関係者、建設関係者、近隣の方、翠松会や同窓会の役員・委員の方など大勢の方々のご出席をいただきました。
カトリック広島司教区の白浜司教様よりご祝辞をいただき、そのなかで、ある高校生が投稿した新聞記事を紹介してくださいました。
その高校生は、自分の体験から、何かに触れて幸せを感じたときは、その「もの」自体ではなく、その後ろにいる、その「もの」を作ってくださった人のおかげだということに気づいたそうです。
生徒の皆さんも、このノートルダムホールを使ったときに感じる喜びや幸せは、建設に携わってくださったすべての人が与えてくださったのだということを忘れず、感謝の気持ちをもってこのホールを使っていきましょう。
また、生徒代表として生徒会長が、次のような歓びの言葉を伝えました。(一部省略)
建設に携わってくださった工事関係者の皆様はもちろんですが、同窓生の皆様、保護者の皆様、校長先生を始めとする諸先生方のご尽力によって、ノートルダムホールの完成を迎えることができましたことを心より感謝申し上げます。また、地域の方々のご理解、ご協力があったからこそ今日に至ったのだと、感謝の念に堪えません。本当にありがとうございました。
四年前から工事が始まり、新講堂ができ上がるまでの様子を、私たちは休憩時間になると廊下から眺めたものです。最初は、骨組みだけの建物だったのが、壁ができ、屋根ができ、窓がつき、そしていよいよ渡り廊下が繋がったときには、早く建物の中に入ってみたいという衝動にかられました。身近なところで建築の過程を最初から最後まで見守ることができたことで、多少なりとも建築の大変さを感じさせていただくこともできましたし、ノートルダムホールへの愛着も一層湧いてくるものとなりました。
この新しい講堂は他にはない素晴らしいホールで、こうして足を踏み入れている今も感動を覚えます。胸を張って私達が誇れるものです。ホワイエには、私たち全校生徒の作り上げたタペストリーも飾られています。これまで織物など経験したことのなかった私たちですが、皆で作り上げたこの経験は、私たちの興味の幅を広げました。一人ひとりの作品が集まってできたタペストリーは、一枚一枚に個性が詰まっており、実に味のあるものになったと思います。このホールには大教室や図書室、自習室などもあり、これから素晴らしい環境で勉学に励めると、本当にわくわくしています。有名な建築家である出江寛さんは「建築は人間のしあわせのためにある」と言われていますが、まさにその通りだとと実感するばかりです。
このノートルダムホールは、今の在校生だけでなく、未来の清心生にも愛し続けてもらえるような、本当に立派な建物です。多くの方のご支援のおかげで完成したノートルダムホールを末永く使っていけるよう、大切に利用させていただきたいと思っています。
白浜司教様や生徒会長の言葉のように、多くの人々のおかげでできたノートルダムホールを大切に使っていきたいという気持ちを忘れずにいたいと思います。今日はたいへんありがとうございました。
理事長(Sr.津田葵)あいさつ
感謝状贈呈
同窓会からの緞帳です
来賓祝辞(白浜司教様)
落成式会場と舞台のお花を活けてくださった先生です
講堂入口のホワイエに飾ってあるタペストリーを大勢の方がご覧になりました