東北ボランティア3日目
2018年08年11日 | 日記
お世話になっている南三陸ベースのある宮城県登米市米川は、隠れキリシタン殉教の歴史がある地で、ベースの近くにカトリック教会があります。米川の街の通りには、すずらんをかたどった街灯が並んでいて、レトロな味わいがあります。ベースでの朝食と夕食は、ご近所の方が作って下さいます。毎食とても美味しいお食事をいただいています。盛り付けと片付けは、自分たちで行います。
今日の活動も2グループに分かれて行いました。1グループは昨日と同じ「にじのわ」での子どもたちの見守り活動でした。昨日とは違うメンバーが参加しました。今日はスイカ割りもありました。一緒に遊んだ子どもたちの優しさ、思いやりに触れる場面もあり、先生方や子どもたちから、たくさんのことを学ばせていただきました。
もう一つのグループは、「結び昆布」づくりの作業を行いました。昆布、ワカメを養殖されている漁師さんのお手伝いの活動でしたが、作業をしながら、漁師さんから震災のときのことや仮設住宅で過ごされたときのことなど、たくさんのお話を伺いました。特に強く言われていたのは、震災後の様々な災害で、震災や津波のつらい体験からの教訓が活かされていない、ということです。「避難指示が出ても、実際にはあまり避難が行われていなかったため、大きな被害になっている。他の地域での災害を、もっと自分のこととして考えて欲しい。」と言われていました。大変な体験をされた方から伺うお話は、重みをもって心に残りました。
夜は、ベース長の千葉さんが、私たちをベース近くの山の山頂に連れていって下さり、みんなで寝そべって、満天の星空を見ることができました。流れ星もたくさん見ることができて、みんな大感激でした。
今日も8人全員元気に過ごしました。明日の活動も頑張ります。
米川カトリック教会です。
米川のすずらんをかたどった街灯です。
みんなで朝食を盛り付けています。
今日の活動に出発します。
結び昆布づくりをしました。
漁師さんのお話を伺いながら作業しました。
出来上がった結び昆布です。
今日も頑張りました。