東日本大震災から9年
2020年03年10日 | 日記
3月11日,東日本大震災から9年になります。祈りの集いを,夏休みに東北で被災地支援ボランティア活動をした生徒と高Ⅰミサ係が中心となり計画していましたが,臨時休校措置にともない,中止となりました。
震災で亡くなられた方たち,被害を受けられたすべての方たちを思い,生徒たちが発表しようと準備していた原稿から掲載させていただきます。また,生徒の皆さんは明日の午後2時46分,ともに祈りを捧げてください。
祈りの集い 「震災を忘れないために」
今回,東北の方々との様々な体験を通して,わたしたちは作業をすることもボランティアですが,それ以上に,一緒に話したり,食べたり,笑顔になったりと実際に生活をともにすることも,ボランティアで,心に寄り添うことになるのだと気づかされました。
復興とは,建物が元通りになり,衣食住がそろうことだけではありません。9年経つ今も,すべてが復興したとは言えません。震災の被害は,わたしたちが気づかないような部分にまで及んでいるからです。一番大切な被災者の心のケア,そのためには,人と人とのかかわりの中で,心に寄りそうことが,まだまだ必要です。心に寄り添うためには,わたしたちが被災された方たち,被災地を忘れないことが大切ではないでしょうか。
心に寄り添う一つの形として,ともに祈りを捧げましょう。
祈りのうちに
東日本大震災を受けて 祈りをともに
神さま,地震や津波にあって,
今も苦しんでいる人々をお助けください。
家族を失くした人々,
家や仕事を失くして困っている人々,
悲しみや苦しみのために,
心の力を失くしている人々に,
勇気と希望をお与えください。
そして,わたしたちも,
この人々のことをいつも思い出し,
助け合う心をもつことができますように。
イエスさまのみ名によって。アーメン。