今日の清心

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2020年08年01日 | 日記

1学期末の図書館の様子をご紹介します。
まずは「芋づる式読書MAP」。岩波新書フェアの連動企画として提案された、読書案内です。本から本へ,芋づるを伸ばしていくように関連する本をつなげていくこの企画。清心版は,起点となる本を「戦後75年」というテーマで設定してみました。中学1年生から教員まで,協力して芋づるを伸ばした結果…
じゃじゃ~ん!

見事完成しました。ご協力ありがとうございました。

第2回テスト後には,授業数に余裕のあった中学1年生の2クラスが図書館にやって来ました。しっかり手の消毒を済ませた後に挑戦するのは,「回転寿司式お試し読書」です。約10冊を1セットとして,班から班へと本のセットごとを回していく,いわば“本の回転寿司”。セットの中から選んだ本を4~5分で読み,評価しながら次々と本を味わっていきます。

読書の幅を広げることを目標に,今回のポイントは次の3点。
1.1セットの中に,NDC(日本十進分類表)の様々な分野の本を入れておく。
2.3回に1回は「新書」のセットが回ってくる。
3.普段よく読んでいる9類(文学)の本は,敢えて外す。

爆笑している生徒もいました。

彼女が手にしているのは,せとちとせさんの『たのしい回文 くるくる回るアタマをつくろう』(創元社)です。なんと作者名も回文!

40分間,読書を楽しんだ生徒たちの感想をご紹介します。

・私は1類の心理学や倫理学・道徳の分野が好きなのかな,と思った。普段小説しか読んでいなかったので,違う分野で読書が広がる機会ができて良かった。

・新書ってこういうものだったんだなーと思った。自分ではこんな本は日常読まないと思うから,この機会に出会えて良かった。

・3類の社会科学の分野が,新しい発見があり,自分にいろいろなことを教えてくれると感じました。難しい言葉があっても,いろいろ語句が増えて良かったです。より自分の考えを深められました。

・4類の「論理パズル」が面白かった。家族でできる。考えるものは答えが分かった時にすっきりするので好きだ。

・7類の芸術分野の本はリラックスできるのでとても好きになりました。

・私は言語(8類)についての本が好きだと気付きました。変なことばを発見した時には,思わず笑ってしまいます。そういう本を見つけて借りたいです。お試し読書はすごく楽しかったです。いつもは文学系しか読まないので,好きな本や分野を見つけられるきっかけになりました!!

・(お試し読書を)永遠にしていたい。

中にはこんな感想も。

・いろいろな本を読んだけれど,少し微妙だった。9類の文学(物語)を日ごろから読んでいるけれど,それらはけっこう面白いものだったんだなと痛感した。

それぞれに発見がありましね。この経験を,ぜひ今後の読書活動に活かしてください!

最後にご紹介するのは,図書館に入ってすぐの展示台の様子です。

このコーナー,7月9日の記事でお伝えした時はこんな感じでした。

<before>

中学図書委員お手製のPOPと本が並んでいたのです。が,現在ほとんどの本が貸し出されています。

<after>

例年より短い夏休みですが,みなさんが“心弾む”読書タイムを楽しめますように。

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