69期中3 家庭科 トートバッグ
2020年12年21日 | 教科
かわいいミニトートバッグが完成しました!
「tote bag」…持ち運び用のバッグ,リバーシブルにもなります。
お母さんと一緒にブローチを作ったのだそうです。バッグとの相性がばっちりです。
斬新なアイディアです。若い子の感覚はすばらしい。
赤いバッグとリンゴの刺繍がキュート。
弦楽部なのかな?
生徒の感想からは
バッグのサイズが「ちっちゃ!!」「ポケットが大きい!」
ここからは家庭科教員のつぶやきです。
これには諸事情があるんです。実はこのトートバッグにはサイズが,S・M・Lとあり,通常は布にチャコペンで直接書いて裁断します。
生徒にとっては,なぜかこの作業に時間がかかる,みんなが同じサイズに裁断できない…等々。
そこで,A3サイズに収まるようにこちらで型紙を作ったのです。
ポケットは,小さすぎても何も入らないので,ちょっとしたカードが入るように考えました。しかも,小さいので材料費を安くすることができる!!(←ここもポイントです)
また,こんな生徒の感想も
「リバーシブルにする必要ある?」「たぶん片方しか使わない。」
これにも理由があるんです。
一枚の布で製作してもぬいしろの始末は必要になります。また,布の重みで「くたっ」と倒れてしまいます。そこで,色の組み合わせを考えて4パターン。
持ち手は共布で作ってもよかったのですが,作業時間を短くするために,アクリルテープを使用。しかも,バッグ本体のどの色にも合うように紺色をまとめ買いです。
同じ材料を使っても,
ポケットを外につけるか中につけるか…
市販材料を使っていろいろアレンジする…
工夫次第で,楽しんで作品を作ることができます。
今回はSサイズにしましたが,必要に応じて大きめのサイズにも挑戦してみてくださいね。
ここからは,
生徒の作品と感想を紹介します。
《生徒の感想から》
・最初はただの布だったのに,きれいなバッグになったのがおもしろかったし,すごいなと思った。
・バッグを作ったのは初めてでした。何回か失敗したけど,久しぶりにミシンが使えて楽しかった。
・完成したときにはとても達成感があった。だんだん形になっていくのが,作っていて楽しかった。時間があれば他の素材で同じようなものを作ってみたい。
・大きな失敗はしなかった。でも,ミシンで縫うときに曲がったり,アイロンでモタモタしたりしたので,家でもっとお手伝いをしないといけないなと思った。
・バッグは小学校の時の上靴と体操服用に作ったことがあったので,いつもより手際よくできた。
・今度は身の回りの着なくなった服をリメイクしたり,これより少し大きいトートバッグを作ったりしたい。
・小学校の時の服についていたリボンを取ってつけた。我ながらかわいいものができたのではないかと思う。
・ちっちゃいバッグはとても使いやすいのでたくさん使いたい。自分で作ったのでより使いたい感があるので,このバッグと今後の人生を歩んでいきたい。
・かわいいのができたので,家族にも早く見せてあげたい。
・小物を入れて犬の散歩に持って行きたい。作り方を覚えて,将来子どものために作ってあげたい。
今後のミニバッグの用途は
・お弁当袋
・聖書をいれる袋
・家族へのプレゼント
・犬の散歩用
…様々なようです。