H・Kさんのフランス留学記
2015年07年04日 | 日記
現在、フランスに留学中の高2H・Kさん(61期から62期へ)からおたよりが届きました。詳しくはまた、帰国してからいろいろと聞きたいと思っています。
こんにちは,現在,私はフランスに留学中です。AFSという留学団体の1年間留学プログラムとして,温かいホストファミリーの元に派遣されました。派遣先はフランス北西部のパリから新幹線で4時間程にあるル・マンという街の近くの小さな村。しかも,その村の中でも,よりはずれた所にある家。周りにはさすが農業大国フランス,たくさんの畑と,牛・羊・馬・やぎ,360°見渡せる景色は,私のお気に入りの景色となりました。ホストファミリーは,3人の同年代のホストシスターと,ホストペアレンツの,音楽一家。フランスでも音楽教室に毎週家族で通っています。なぜ,フランス留学を決めたかというと,まず,1年という十分な(今となってはまだまだ残っていたいですが)時間の中で,外国で様々な経験をして,成長したいと思ったからです。そして,英語以外の言葉を学んでみたかったので,フランス語を選びました。留学前に1年半しか受けなかったフランス語レッスンで,出発当初はとても言語に苦労しましたが,今9ヶ月以上たって,自然と話せるようになりました。1年間,フランスの普通の高校生と同じように,高校にも1回も休まず通いました。日本でいう文系クラスに入って,友達もたくさんできました。フランスの高校は,清心とは全く違って,カルチャーショックは大きかったです。制服はなく,とても自由な公立学校で,昼食はいつも食堂。下校時間などなく,空きコマがあって授業が終わったら学校を出て好きに過ごせます。日本の学校のように学校行事は多くありません。ここに来て,「どちらが良い」ではなく,どちらの良い所も知りました。
フランス留学9ヶ月を経て,感じていることがあります。この留学をしていなかったら,清心では学んでいなかったことがたくさんあります。フランス人の考えや文化。特にフランスの文化はなんでも「共有」する文化で,その人々の温かさに触れました。学ぶことはフランスのことだけでなく,日本の優れた面にも多く気づくことができました。清心生の中で「高校生のうちに世界を見たい」という生徒が増えてくれたらいいなと思います。
学年末の忙しいときに、近況を報告してくれて、ありがとうございました。
残り少ない日々を元気に過ごしてくださいね。帰国を楽しみに待っています。