校長日誌

一覧へ戻る

2020年04年28日 | 校長日誌

今日は、中学生のご家庭のオンライン接続状況を確認させていただきました。多くの皆様が素早い対応をしてくださり、感謝しております。学年の状況に応じて、適宜、課題や授業配信なども進めております。今後の本校の対応につきましては、明後日以降、お知らせをする準備中ですので、しばらくお待ちください。今日は、本校も少しばかり登場する本(↑上記写真)が出版されるということで、簡単にご紹介申し上げます。

5月1日より、『21世紀の「女の子」の親たちへ 女子校の先生たちからのアドバイス』という本(教育ジャーナリスト おおたとしまさ著 祥伝社発行)が出版されます。本校の登場場面は、私がシスター渡辺和子前理事長の言葉を紹介するところのみですが、主に記載されている、関東や関西の女子校での取組は、本校の目指すことや教育活動ともかなり重なる部分があり、保護者の皆様にも参考になるのではないかと思っております。

著者のおおた様からは「『先行き不透明な時代』だからこそ、より多くの方にお届けしたい本です。」「女子校のベテラン先生たちが『これだけは間違いない』ということを根拠に、21世紀のど真ん中を生きる『女の子』の親として心得ておくポイントをまとめました。」というメッセージをいただきました。昨年出版された『新・女子校という選択』でも、本校は紹介されました(40数校中)が、この本では関東・関西の10校に絞られ、その他の地方としては本校を取り上げていただきました。第1章のテーマは「キャリア」、第2章は「性」、第3章は「学校の役割」、第4章は「親の役割」という構成です。

今、ネットの有効活用と同時に、中高生の皆さんやご家族の安心安全をお守りするために、個人情報の漏洩防止やSNSのリスク回避などをはじめ、学校としても協議を重ね、慎重を期する点が多々あることもご理解いただければ幸いです。そのような中で、このような紙媒体の本の重みを強く感じる日々でもあります。宜しかったら、じっくりとお読みください。

あと、もう一冊、高Ⅲ宗教の授業でも最初に使用させていただいている本として『禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本』(枡野俊明著 幻冬舎)をご紹介します。

枡野先生の多くの著書の中で、この本では、”基本姿勢、呼吸”、”「所作」を整えるよりも「心」を整える”、”他人を見て、いいな、素敵だなと思ったことは、まず10日続ける”、”毎朝、両手を合わせる”、”あいさつの力を知る”…”といった「自分自身と向き合う編」、「人や社会と向き合う編」をこのGW中も読み直したいと思っております。毎年、中1・中2は、MJの文化学習で、禅僧にお越しいただき、坐禅の心と所作を学んでいたのですが、今学期は難しく、残念です。

**************************

”親の立場からすれば、説教臭く感じられる話も多いかもしれません。しかしそれ以上にきっと、「あ、それでいいんだ」と肩の力が抜ける瞬間が、本書を読むなかでたくさんあるはずです。

21世紀の「女の子」の親たちへ

変えられるものを変える勇気と、変えられないものを受け入れる平静さと、それらを峻別する叡智が、もたらされますように。”(『21世紀の「女の子」の親たちへ』8ページより)

**************************

感謝と祈りのうちに

 

一覧へ戻る