校長日誌

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2021年02年24日 | 校長日誌

2月24日(水)現在、全国のカトリック学校約60校とつながったプロジェクトについてご紹介します。名付けて「祈りの環プロジェクト」…図書委員会が活動し、今も進行中です。

ことの発端は、本校の丘にある聖堂(旧修道院併設)について、OG建築家たちが一冊のミニ冊子を作成したことです。本校建設に至る歴史や見学会・学習会が行われたときのようすも、記載されています。冊子は本校図書館にも寄贈され、図書委員会から、全国のカトリック学校の祈りの場や機会をデジタルフォトブックとして作成してみてはどうかという提案を受けました。

秋に全国各カトリック学校(中高)に向けて一枚一枚生徒たちがお手紙を送らせていただいたところ、コロナや学校行事など忙しく大変な状況にもかかわらず、約60校から温かなお返事とデジタルフォトブック資料を届けてくださいました。現在は、まとめた案を各学校に返信し、校正中です。北は北海道から南は沖縄まで、それぞれ歴史や願いが詰まったお便りを届けてくださり、心から感謝申し上げます。完成した際は、皆様にもごらんいただけるようにしたいと思っております。

中心となってこのプロジェクトを進めている竹舛教諭からの一言です。

修道院に併設された清心の聖堂は、それは美しい空間です。それほど多く訪れたことはなくとも、学校の中の特別な場所として、歴代清心生をはじめとして清心関係者には記憶されているのではないでしょうか。

きっと、全国のカトリックの中学校、高等学校にも、同じように大切なお祈りの場があるはず……できることならそれらを共有し、後世に伝えたい……この思いが、「祈りの環プロジェクト」の出発点となりました。

コロナによる一時休校の中、生徒さんがリモートでデータ編集をしてくださった学校。聖堂はないけれど、日常にこそお祈りの場があるからと、校内の風景を送ってくださった学校。

様々な状況下にあるにも関わらず、多くの学校の生徒の皆様、先生方のご協力をいただき、「祈り」を通じて全国のカトリックの学校とつながれたことを心より嬉しく思います。

現在進行形ではありますが、このプロジェクトを支えてくださっている全ての方に感謝申し上げます。

なお、海外のノートルダムネットワークやこれまで交流のあるカトリック学校にも依頼している最中で、毎日のように英語のメールが届き、うれしい限りです。本校の海外向け英語版は、冒頭の一枚と以下の計二枚です。

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Always and everywhere the work of the good God will be put to the test.

What does anyone know who hasn’t had trials?   by St.Julie(聖ジュリーの言葉 より)

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感謝と祈りのうちに

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