昼休みの本の朗読(校内放送)
2022年03年03日 | 校長日誌
生徒たちは感染症対策としての黙食を実行しています。本来ならば、おしゃべりの楽しいときでもありますが、委員会活動としても黙食を徹底する呼びかけや、高校審議会が音楽を流す取り組みも行ってきました。そんな生徒たちだけでなく、日頃昼休みも慌ただしく過ごしている教員が少しでもホッとする時間にと思い、2月から、校内放送として本の朗読(主に絵本)を始めてみました。(約5~8分程度)
これまで読んでみた本です。生徒たちからのリクエストも入っています。(合わせて、生徒作品のポップも紹介します。)
・『ぐりとぐら』(最もポピュラーなあのふんわりカステラ編)、絵本『窓ぎわのトットちゃん~海のものと山のものなど』、『しろくまちゃんのほっとけーき』、『からすのパンやさん』、『アンネの童話~リーク』、『よもぎだんご』(ばばばあちゃんシリーズ)、『そらまめくんのぼくのいちにち』…お昼どきなので、食べ物関係を続けてみました。(朗読後の感想…やっぱり絵本には絵が必要! けれども、昼休みは少し目を休ませたいので、放送室から音声のみ…ということは、自分自身の発声を磨くことが最大の課題と認識)
・さらに、英文にもチャレンジ…『心をととのえるスヌーピー』日英対訳があれば、私の拙い発音でも通じたでしょうか?音読を恥ずかしがらないで…という願いを込めてルーシー、チャーリー・ブラウンたちの会話を読んでみました。選んだ禅語は「日日是好日」と「柳緑花紅」です。
・今だからこそ読みたい本から…『どうぞのいす』、ウクライナ民話『てぶくろ』
ウクライナへの思いを馳せながら、読みました。『てぶくろ』がお子さんも大好きだったという熊田先生から英語版もお借りしました。
昼時間をはさむのは今週までなので、朗読は今年度終了です。リクエスト本は、懐かしいものもあれば、初めて聞くものもあり、私自身も絵本との新たな出会い、気づきをいただきました。ありがとうございます。紹介した本のいくつかは図書館に置いてもらいました。
・今回読めなかったリクエスト本で、図書館に新たにそろえた本…『こんとあき』『にじいろのさかな』『バムとケロ』『がまくんとかえるくん』『おばけのてんぷら』
・他のリクエスト本はすでに図書館にそろっています。生徒の皆さんもいつか借りて、ご家族に読み聞かせというのはいかがでしょうか。…『三びきのやぎとがらがらどん』『はじめてのおつかい』『百万回生きたねこ』『おおきな木』
図書委員会発行『図書館だより 92号』には、絵本特集(教職員思い出の絵本)コーナーも掲載されました。「KOI PLACE」(広電己斐駅跡地)には、生徒が作成したポップを「KOI HOUSE BOOKS」に展示させていただいています。これからも絵本との出会いを大切にしていこうと思います。
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「日日是好日」…ともするとこの言葉は「毎日がよき日である」と取られがちですが、そうではありません。…人生の中にはよき日もあれば、そうでない日もあります。…順境では生きる希望が得られるかもしれません。逆境では不屈の忍耐力が養われるかもしれません。うれしいことがあった日も、辛く悲しい日も、人生ではかけがえのない同じ一日。今日という日が好日であるかどうかは、自分の心が決めるもの。…(『心をととのえるスヌーピー』by シュルツ 訳 谷川俊太郎 監修 枡野俊明 より)
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感謝と祈りのうちに