校長日誌

一覧へ戻る

2018年07年12日 | 校長日誌

この度の豪雨災害で被災された皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。被害の惨状が日に日に明らかになったり、新たな災害も起こったりと、甚大な被害に対して、心痛む毎日です。また、各地から本校へのお見舞いのお電話やメールをいただき、感謝申し上げます。

学校の施設の被害はありませんでした。ただ、これだけの大きな被害を目の当たりにしていますので、ご親族や地域・友人の皆様のことなどもご心痛のこととお察しいたします。本校では、「今、何を大切にしていくべきか」といったことを軸に今後の対応を考え、大きく1学期末及び2学期始めの予定を変更いたしました。詳細は、トップページのお知らせをごらんください。10日(火)は3日ぶりに始業時刻を遅らせての登校でした。登校できなかった生徒たちに思いを馳せつつ、生徒たちの賑やかな声や元気な姿に安堵しました。が、状況はさまざまだと思います。まずは、HRと全校集会を行い、講堂に集まった冒頭に、亡くなられた方々への黙祷を行い、私から思いを話させていただきました。

全校集会7/9

心配なことも多々ありますが、フィリピンのナガ高校からこちらのことを祈ってくださっていることや、5年前に宮城県東松島市の鳴瀬未来中学校から特別授業でいらしてくださった制野先生からも「何かできることはありませんか?いてもたってもいられません。」と声をかけてくださったことなども紹介しました。

ナガ高校祈り

マザー・テレサがつくられたコルコタ(カルカッタ)の施設にある言葉を皆で群読のような形で読んだので、一部をご紹介します。

「考える時間を持ちましょう。祈る時間を持ちましょう。笑う時間を持ちましょう。それは力の源 それは地球でもっとも偉大な力 それは魂の音楽 遊ぶ時間を持ちましょう 愛し、愛される時間を持ちましょう 与える時間を持ちましょう それは永遠につづく若さの秘密 それは神が与えてくれた特権 読書する時間を持ちましょう 親しくなるための時間を持ちましょう  働く時間を持ちましょう それは知識のわき出る泉 それは幸せへつづく道 それは成功の価値 奉仕する時間を持ちましょう それは天国へと導く鍵」

最後に、全員で「テゼの祈り」として♪いつくしみと愛♪を歌いました。初めての歌ですが、チャレンジしてみました。短い歌詞です。

”いつくしみと愛のあるところ 神ともに”歌うごとに、より心に響きわたったような気がしました。結局、10回以上歌ったと思いますので、メロディを覚えたのではないでしょうか?倉敷や岡山の姉妹校の皆さんのことなども合わせてお祈りいたします。この痛みを分かち合う中で、互いに助け合い、穏やかな日常が戻りますように。なお、今日の集会に出席した皆さんには「家事のお手伝いとして、せめて、カレーとぎょうざは作れるようにね。」とお願いしておきました。その後、試行錯誤してくれていたらいいのですが…生徒会など、今後何ができるか相談中とのことです。まだまだ心配な状況が続いております。備えを考えておく必要がありますね。交通機関が復旧していない中で、さらに酷暑が続きます。無理をされませんように。日頃と違う交通手段を使う場合は特に、くれぐれも安全に気をつけてください。また、お困りの点、ご相談したいことがありましたら、学校としてできるだけサポートさせていただきます。ちなみに、学校の食堂及び購買のパン販売は毎日利用できます。生徒たちは楽しく、美味しく、「ひらた食堂」さんを利用しています。相当の渋滞も予想されますので、家でしっかりと休息をとってください。皆様のご健康をお祈りいたします。

*****************************

Ubi caritas  いつくしみと愛

Ubi caritas et amor, ubi caritas Deus ibiest  いつくしみと愛のあるところ 神ともに

*****************************

感謝と祈りのうちに

 

 

一覧へ戻る