中学山岳部 春合宿 恐羅漢山・天狗石山 2016年3月30日・31日
2016年04年05日 | クラブ
中学山岳部が3月30日・31日の二日間,芸北で春合宿を行いました。初日は広島県最高峰の恐羅漢山に登りました。途中で雨が降ってきたため,雨具を着けての行動になりました。2日目は雨が上がり晴れ間が見えるいい天気になりました。例年に比べて雪があまりなかったのですが,スキー場の残雪で尻スキーをすることができました。
中1 Oさん・Kさん・Kさん
今回,初めて雪のある山に登りました。1日目の恐羅漢山は,スキー場のゲレンデから登りました。かなり急できつかったけれど,登りきると達成感がありました。その後,林の中を進むと,雪の残っている所がありました。足がはまって驚いたけれど,雪解け水が流れていたり,空気がきれいだったりして,とても気持ちよく登ることができました。夜は,ユリア館に泊まりました。たき火で焼きいもをつくって食べたり,ペットボトルを振ってバターを作ったりして,いろいろな体験もできました。夕食のキムチ鍋もとても美味しかったです。テントで寝られるかどうか心配でしたが,ぐっすり寝ることができました。
2日目の朝,起きてみるとテントの内側が水でぬれていて驚きました。そして,天狗石山に登りました。初めのほうの急な坂は,長くて精神的にも体力的にも疲れました。しかし,山頂に近づくとゆるやかな山道になって,ほぼ平坦な道もありました。山頂は霞んでいて,景色を楽しむことができず少し残念でしたが,いつも登っている山と比べて標高が高く,とても気持ちよかったです。山頂は広島県と島根県の県境で,私はその県境に座って昼食を食べました。体の左半分は島根県,右半分は広島県で食べるというとても貴重な体験をすることができました。帰りは行きの道を途中まで引き返し,車道を通りました。その途中でふきのとうの芽を摘んだり,ヒキガエルの卵を見たりしました。ヒキガエルの卵はとても長くぷよぷよしていて,初めて見た私は驚きました。また,ミソサザイという鳥が鳴いていて,川の流れも聞こえ,春の訪れを感じました。もう少し下ると,スキー場があり,まだ雪が残っていたので尻スキーができました。けっこうスピードが出たのでとても楽しかったです。帰りのバスでは,おいしいたい焼きを食べることができ,楽しかったです。同じ班のお姉さんとも仲良くなれていい合宿になりました。来年も楽しみです。
中2 Nさん
3月30・31日に,先生含め22人の山岳部で春合宿に行きました。1日目は広島県最高峰の恐羅漢山に登りました。初めはスキー場の斜面,途中から足場が悪いところを登りました。急なところを登ったので,1時間くらいで頂上に着いたので私は楽に感じました。山頂で昼食をとっていると雨が降り出して,帰りは地面の滑りやすい粘土質の土との戦いで大変でした。夕食では,屋外で木を燃やして作った本当の焼き芋を食べることができうれしかったです。去年寒くてあまり眠れなかったので,今年は防寒対策をしっかりしました。おかげで,よく眠ることができました。
2日目は,島根県の県境にある天狗石山に登りました。初めにすごく急なところがあり,恐羅漢山の斜面と違い落ち葉がたくさんあるのですべって登りにくかったです。登っていくと,自分の両側に広島県と島根県があって不思議な気持ちでした。帰りには雪解け水の川があって,その中に大きいカエルとその卵が見られました。また,春の鳥やふきのとうも発見できて,春の生き物の命を感じることができました。
中3 Tさん
1日目に登った恐羅漢山は曇っていたおかげで涼しく登ることができました。また,いつもより早く頂上に着けてよかったです。ところが下山し始める時に雨が降り出し,地面が滑りやすくなって少し大変でした。下山後ユリア館で夕食の準備をしました。私は焼いもの担当でしたが,薪に火がついたときキャンプファイアのようで楽しかったです。他の人が作ってくれたキムチ鍋やサラダもおいしかったです。食事の後は部屋で友達とたくさん話せて楽しかったです。
2日目に登った天狗石山もあっという間に登れました。広島県と島根県の県境に山頂があり,島根県の景色を見ることができたのがよかったです。下山中にとても長いカエルの卵がありました。普段あまり見ることのできないものを見ることができました。その後,尻スキーをしました。ビニール袋をお尻の下に敷いて雪の上をすべるのですが,とても楽しかったです。バスで帰る途中に先生がたい焼きを買ってくださいました。有名なお店のたい焼きというだけあって,生地が香り高くふんわりしていました。今回の合宿は中学校最後の合宿でしたが,本当に忘れられない思い出になりました。