今日の清心

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2019年04年15日 | クラブ

中高社会部は,毎年春休みに,日帰りのフィールドワークを行っています。今春は,3月27日に尾道へ行きました。

この3月に新しい駅舎がオープンしたJR尾道駅に到着後,まず,市内バスで浄土寺へ行きました。

浄土寺は,聖徳太子の創建とされ,境内には鎌倉時代の末に建造された国宝の本堂や多宝塔をはじめ多くの文化財があり,「国宝の寺」とも呼ばれています。足利尊氏など多くの歴史上の人物が戦勝祈願に訪れた歴史を持っています。浄土寺では,約1時間,お寺の方にたっぷりと歴史や文化財について詳しくお話を伺いました。

浄土寺の境内で昼食をとった後,尾道市内の町並みを歩いて見学しながら,おのみち映画資料館へ行きました。尾道は,大林宣彦監督の映画をはじめ,多くの映画の舞台になった街です。資料館やそのまわりの町並みから,「映画の街尾道」の雰囲気を感じることができました。

次はロープウェイで千光寺公園へ。山の頂上の展望台からは,多くの船が行き交う尾道水道が一望でき,「水運で栄えた尾道」がよくわかりました。千光寺からは「文学のこみち」と呼ばれる坂道を下り,途中,志賀直哉旧居なども見学しました。桜はまだつぼみでしたが,春風に吹かれながら,古く趣のある家屋や細い路地の坂道など,尾道の魅力をあじわうことができました。

以下,生徒の感想です

中3 M・O

今回のフィールドワークでは,たくさんの貴重な体験をさせていただきました。
浄土寺では,普段は見学できない所にも入ることができて,興味深いお話を伺うことができました。寺域全体が国宝に指定されているのは,京都の清水寺と浄土寺しかないと知り,驚きました。同じ広島でも,まだまだ知らないことがあるので,もっと勉強しなくてはならないと改めて実感しました。
千光寺の展望台からの眺めは,とても美しかったです。山から下る道中で,志賀直哉旧居に立ち寄ったのですが,そこで,志賀先生も見ていたであろう尾道の景色を堪能することができました。
尾道は駅が改装されて近代的な建物が建ち並ぶ一方,歴史や文化が感じられる建物も多くあり,とても充実したフィールドワークでした。今回学んだことを,これから更に深めていきたいと思います。

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