似島フィールドワークに行ってきました
2017年03年22日 | クラブ
3月19日(日)、中1~高1の社会部と高1希望者とで合わせて20名プラス教員5名で、改めて地域を再発見しよう!という趣旨のもと、似島へフィールドワークに行ってきました。
晴天にも恵まれ、平和学習を中心に多くの学びを得ることができました。
次は生徒の感想の一部です。
中2 C・Tさん
私は今までの平和学習で戦争については知っていたつもりだったけど、似島に検疫所があったり、特攻の訓練場があったりということは今回初めて知りました。特に特攻についてのお話が印象に残っています。また、負傷者の治療に当たられた方の手記を聞かせていただいたことも印象に残っています。その手記に記された、治療器具不足で負傷者を手術できず、その人たちを救えなかった事に対するやりきれなさから、改めて戦争の恐ろしさを見た様に感じたと同時に、今も世界の紛争地帯では同じようなことが起きているのかな、と思いました。
高1 S・Nさん
フィールドワークの予定にバウムクーヘン作りがあり、私はどうして似島でわざわざつくるのだろうと不思議に思っていました。ドイツ人の俘虜(捕虜)として似島に連れてこられたユーハイムが物産展に出品したことが、日本にバウムクーヘンが広まるきっかけだった、という由来があるからでした。今ではよく見かけるバウムクーヘンにも、戦争が関係していたと知り、複雑な気持ちになりました。
このフィールドワークで実際に自分の足で歩いて目で見て、話を聞くだけでは理解しきれなかったことでも、想像しやすくなることが分かりました。次は、平和のために今私たちができる「学んだことを伝える」ということに力を入れていきたいです。
この度のフィールドワーク実施にあたっては、計画段階から似島臨海少年自然の家の先生方に大変お世話になりました。ありがとうございました。多くの方々に支えられて学習できることに感謝し、それを継承するための努力を続けて行きたいと思います。