アーサー・ビナードさんと平和を考える~図書委員報告~
2022年02年07日 | 委員会
2月5日(土)の午後,詩人であり,作家であり,平和活動にも真摯に取り組んでいらっしゃるアーサー・ビナードさんを図書館にお迎えしてお話を伺いました。清心の高校図書委員&カトリック研究会有志に加え,オンラインで静岡聖光学院、広島学院の生徒と先生方も参加し,総勢約40名の会となりました。
まずはアーサーさんによる紙芝居,先週発行されたばかりの絵本,未発表の詩の朗読を交えた講演が行われました。
その後,清心図書委員からの「みんなで詩を作ってみたい」というリクエストに応える形で,「平和」と聞いて思い浮かぶ言葉は何か,アーサーさんから皆に投げかけられ,一人ひとりが考えた言葉とその意図を発表しました。その場にいる清心生、オンラインでつながっている静岡聖光学院,広島学院の生徒さんからも発言がありました。「ウクライナ情勢」,「いじめ相談所に電話がかかってこない状況」など,各々の視点が感じられる発言を、アーサーさんがつなげ、深めていってくださいました。
チャット機能で届けられた言葉を紹介すると,「パステルカラー・・・平和とかそういうものを考えるとき、白よりも何かいい感じがします。」,「居場所・・・家や学校など,自分の居場所があることが自分にとって幸せに近いことかなと思います。」などのコメントも寄せられました。
まだまだ発言が続きそうなタイミングで,残念ながら時間切れ。アーサーさんからは「この時間で考えたことを詩で表現する」という宿題が出されました。期限は1週間。できた詩はアーサーさんにご覧いただくと同時に,皆でシェアすることになっています。が,果たしてみなは詩を作ることができるのでしょうか? 楽しみです。アーサーさん,素敵な時間をありがとうございました。