「ヒロシマ被爆体験を次世代に継承するための 原爆痕跡地図作成GISワークショップ」に参加しました
2016年08年03日 | 教科
7月31日に,地理情報システム学会主催の「ヒロシマ被爆体験を次世代に継承するための 原爆痕跡地図作成GISワークショップ」に参加した生徒からコメントが届いたのでご紹介します。
高Ⅰ H.Mさんのコメント
午前は原爆資料館から御幸橋までの間をフィールドワークしました。実際に歩いて見ると,想像以上に距離があり,原爆の被害がいかに広い範囲に及んだのかを実感しました。所々に設置された説明板や,古くからある建物は普段は風景の一部となってしまうけれど,それらに注目してみるだけでも,ここが原爆が投下された地だということを感じ,身近なことに思えました。
高Ⅰ Y.Kさんのコメント
午後は被爆体験を聞いたり,GISを使って午前のフィールドワークをまとめ,班ごとに発表したりしました。
被爆体験は当時五年生,現在81歳の方のお話を聞かせて頂きました。スライドの写真には目を背けたくなるものもありましたが,お話を聞いて,被爆者が減少している今,言葉だけでなく,視覚の記憶も私たちが受け継いでいかなければいけないと感じました。また,お話の中に出てきた「黒こげ,ずるずる,どろどろ」というフレーズが耳に残っています。何度も繰り返されたこのフレーズはそれほど原爆投下直後の広島を的確に表現しているのだろうと,衝撃を受けました。
そして,GISは,初めて使いましたが,操作の仕方も丁寧に教えて頂いたので無事完成させることができました。フィールドワークを通して得た,写真,説明,位置などの様々な情報が一つの地図にまとまり,とても見やすくなり,どの班の発表も分かりやすかったです。
また,卒業生や,他校の同学年の人の意見も聞くことができ,良い刺激を受けました。来年もたくさんの人に参加してもらいたいです。
多くの清心生をご指導いただき,地理情報システム学会の皆さまにはお世話になりました。ありがとうございました。