今日の清心

一覧へ戻る

2019年01年22日 | 教科

中3社会科公民分野(政治)の一環として,裁判傍聴の企画を提示したところ,90名もの多くの生徒が希望しました。12月末に広島地方裁判所に行った生徒たちの感想をご紹介します。なお,3グループに分かれたため,傍聴内容はそれぞれ異なります。

・初めて裁判のようすを見て,イメージが変わりました。うす暗い部屋で行われる,少し恐ろしいものだと思っていたのですが,実際,明るく傍聴しやすい空間でした。裁判の進め方について知ることができ,非常に良い経験になったと思います。

・実際の裁判を初めて傍聴し,ニュースで聞くような事件が身近な広島でも起こっていることが分かり,何が起きるか分からないのでもっと身の回りに気をつけようと思いました。

・今回の裁判は被告人陳述を傍聴させていただきました。私が見学した裁判では,裁判官と検察官はあまり話さず,被告人とその弁護士が罪状の内容の確認と論点をずらすような陳述に思えました。これまで実際の裁判を見たことがなかったので,実際の裁判を見ることができて,とても勉強になりました。

・検事の方のよどみない口上にひたすら圧倒された。普段ニュースでしか見ない,リアルな事件を身近に感じて興味深かった。だが,判決が聞けなかったのが残念だった。裁判がこれからどう発展していくのか,とても気になった。機会があれば,自主的に裁判所に行って傍聴したい。

・とてもとても貴重な体験だったです。私たちの組は裁判官の方にお話を聞くこともでき,すごく勉強になりました。あこがれだった法服も着せていただき,裁判官の席にも座らせていただくことができました。裁判は被告人の入場のときには緊張しました。是非,今度は判決文だけでなく,証拠についての裁判などを傍聴したいと思いました。

・今回この裁判所見学に行ったことで,本当に良い経験になりました。テレビでしか見たことのない裁判を生で見ることができて,さらに裁判官が直接お話してくださって,授業では分からないこともたくさん知ることができました。参加して良かったです。

・テレビドラマでは裁判中も音楽を流していますが,実際はとても静かで,落ち着いた雰囲気があり,見学したことによって,さまざまな違いを体感することができました。学校でこの企画がなかったら,見学に行くことはなかったので良かったと思います。

準備から当日まで,広島地方裁判所の方々には大変お世話になりました。特に大勢の生徒たちへの対応では,お手数もおかけしましたが,生徒たちはこの貴重な体験を今後に活かしていくと思います。ありがとうございました。

←前の記事 |  次の記事→

一覧へ戻る