今日の清心

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2021年09年27日 | 教科

日ごとに涼しくなり、少しずつ過ごしやすくなってきました。
アイキャッチに写っているコスモスが似合う季節です。

さて、今日は、社会科(地理)の夏休み選択課題として提出された71期中2と69期高Ⅰの作品を紹介します。1か月の長期休暇中に作成された課題は、「第60回地理ならびに地図作品展」に出展されています。
これから紹介する10作品は、現在中2の廊下と図書館で展示されています。いずれの作品も「超」がつく大作です!

それでは、中2の作品から

≪しまなみ海道≫

≪東広島市・西条町 酒造りを通して学ぶ≫

≪我が町 竹原≫

≪河川が作る広島市の地形≫ 「日本水路協会賞」受賞

≪世界文化遺産がある宮島≫ 「広島県測量設計業協会賞」受賞

中学生の作品は、地元に焦点をあてた身近な研究になっているようです。

続いて、高校生の作品を見に図書館へ行ってみましょう。

閲覧机を4つつなげたコーナーを発見!

≪開聞岳≫

紹介文に「衛星写真で見た時の美しさ」が取り組みのきっかけとあったので真上から写真を撮ると・・・

思わず納得! 本当にきれいです。

≪長崎の造船と原爆≫

中学校での平和学習や長崎研修旅行での学習も活かされている内容です。

≪平成26年8月豪雨後の被災地の復興・復旧(八木・梅林)≫ 「日本地図センター賞」受賞

身近で起きた災害の復興を日々目にする中で浮かんだ疑問から取り組んだ研究内容です。

≪河川がつくる地形≫ 「地図調整技術協会賞」受賞

この作品には、
地図の製作方法も紹介されています。根気のいる作業であることがわかります。

≪雲仙普賢岳 大火砕流による変化≫ 「日本地理学会長賞」受賞

「噴火前と噴火後では地形に変化があるのではないか」という仮説を立て、検証した結果と考察までをわかりやすくまとめています。

ちょうどこの作品を見ていると、「雲仙普賢岳」の制作者が図書館にいたのでインタビューしてみました。

教員 「すごい作品ね。研究と制作にどのくらいの時間がかかったの?」
生徒 「4人で分担して調べたり、模型をつくったりしたからそんなにかかりませんでした。」
教員 「かからなかったとは言っても、夏休み中かかったでしょう?」
生徒 「う~ん、1週間くらいかな?」
教員・生徒の友人 「えっ!? そのくらいの時間でできたの?」
         「すご~い!!」

さらりと答えてくれた生徒でしたが、どの作品もできあがるまでにドラマがあったことは間違いありません!

中学生と高校生の着眼点に感心させられる「超大作」の課題はいかがでしたか?
なお、国土地理院長賞を受賞した二作品、「三度の災害から見る広島」(中2)と「熱海伊豆土石流災害~盛り土に焦点を当てて~」(高Ⅰ)は現在、茨城県つくば市の国土地理院で展示されています。学校に返却されるのは来年のはじめということなので、後日このブログで二作品を紹介したいと思います。お楽しみに!

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