高2救命法講習
2016年02年15日 | 日記
2月4日(木),高校2年生は救命法の講習を受けました。アクターを用いながら心肺蘇生を体験したり,AEDを使用したりと,皆が真剣に臨んで有意義な時間となりました。生徒達の感想です。
Nさん
私にとって、この救命法の講習会はとてもためになりました。人形を使いながら心肺蘇生の練習をする際、いろいろな発見がありました。心臓マッサージは腕を伸ばしてしっかりと体重を掛けないと強く押すことができず、すばやく・絶え間なく行うのはかなり大変であるということ、人工呼吸はしっかりと気道を確保して行わなければならないことなどです。
また,AEDを自分の手で扱ってみることで使いやすいものだと実感でき、人工呼吸用のマスクや衣服を脱がせるときに使うはさみも入っていることを初めて知りました。講習をしてくださった先生から、実際に現場で咄嗟に処置をするのは大人よりも私たちのように講習を受けた中高生だと聞き、私もそのような場面に遭遇したときは勇気を出して一歩を踏み出しこの講習で習ったことを活かせるようにしたいです。
Tさん
実際に人形とAEDを使って,グループの中で助け合いながら楽しく訓練できました。もしも心臓マッサージ等が必要な場面に遭遇したら……と考えると,この講習を受けて本当に良かったと思います。私達でも命が救えるかもしれません。そのような時には勇気を出して,冷静に行動したいです。
2014年総務省消防庁の統計では,心停止で倒れた人2万5000人の内,その場でAEDが使用できたのはわずか4パーセントだそうです。それだけ,まだまだ一般の人達は,救命の仕方が分からないということだと思います。今回の経験を機に,生徒達には若い力を充分に発揮してもらいたいと思います。
生徒達から希望の声があがり,春休みには,今回よりも長時間での救命法基礎講習を高2希望者対象で行って頂くことになっています。さらに前向きに,さまざまな事にチャレンジしてもらいたいものです。