東北ボランティア4日目
2018年08年12日 | 日記
今日が活動の最終日です。今日は全員で、苺農家さんの農作業のお手伝いをしました。苺の株から生えている古い葉っぱの摘み取りです。苺はとてもデリケートな作物で、摘み取り作業も細心の注意を払いながら行わなくてはなりません。そして、かなり腰に負担のかかる作業です。最初はドキドキしながらでしたが、慣れてくると、みんなで楽しくおしゃべりしながら、作業することができました。
昼食時には、農家さんから、きゅうりと鰹のあえものや、カボチャの煮物をご馳走になりました。とても美味しかったです。一日の作業で、ビニールハウス内の一区画の作業を、全員の力でやり遂げることができ、腰が痛くなりましたが、達成感を味わうことができました。 休憩時間には、震災のときのお話を伺いました。ご自宅と農場が津波で流され、ご近所の方や農場で働いていた方が犠牲になられたそうです。震災後も仮設住宅を何度も移られるなど、大変な状況が続き、農業の再開は難しいと思われた時もあったそうですが、「是非また苺を作って下さい」という多くの声に後押しされ、ボランティアの方々と一緒に、新たな農園づくりをされ、栽培を再開されたそうです。多くの人々の復興への強い思いと、あたたかい助け合いの積み重ねで、今の状況があるということを感じました。
3日間、様々な活動と見学、お話を伺うことを通して、ここに来なければ分からなかったことをたくさん学ぶことができました。カリタス南三陸ベースのスタッフの方、私たちの活動を受け入れてくださった施設の皆さん、漁師さん、農家さんには、感謝の気持ちで一杯です。また、どこに行っても、「広島が大変なときに来て下さって、ありがとうございます。私たちが皆さんの所に行かなくてはいけないのに。」と、広島のことを心配して下さったことにも、心からお礼を申し上げたいと思います。
明日はまた、丸一日かけて、広島まで帰ります。帰ったら、東北で学んだことを、家庭や学校でしっかりと伝えるとともに、西日本豪雨災害のことで自分たちができることを考え、動いていきたいと思います。 今回の活動を支えて下さった皆様に、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
今日の活動に出発します。
苺農家のご夫妻です。
葉っぱの摘み取り作業です。
腰がつらいです。
難しい作業で戸惑いましたが、優しく教えていただきました。
ビニールハウス内でみんなで昼食です。
きゅうりと鰹のあえものと、カボチャの煮物をご馳走になりました。
復興の象徴となっている南三陸の「さんさん商店街」で買い物をしました。
夕食には、ベース長さんが新鮮なお刺身を買ってきて下さいました。
各自が思い通りに盛り付けて・・・
海鮮丼の出来上がり。
とても美味しくいただきました。