クリスマスまであと少し
2020年12年23日 | 日記
キリスト教系の学校からクリスマスカードが沢山届いています。
クリスマスが近づいていることが感じられます。
今年は色々な場面で例年と大きく様子が違っています。
クリスマスもその一つです。
69期中3のタブローや66期高Ⅲのハレルヤコーラスが行われるクリスマス行事,広島市内のカトリック学校による「クリスマスの集い」はお客様をお迎えすることができませんでした。
多くの方とクリスマスの喜びをご一緒にわかちあえなかったことはとても残念でしたが,来年は皆さんとイエス・キリストの誕生をお祝いできますようにとお祈りしています。
さて,今日は20日(日)に予定されていた広島学院・エリザベト音楽大学・ノートルダム清心による「クリスマスの集い」のポスターを描いた67期高ⅡOさんの絵に込めたおもいをご紹介させていただきます。
この絵は『クリスマスと光』を意識して描きました。主に3つの構成になっています。
まず,中央にあるのはオリジナルの「オーナメントボール」です。
「オーナメントボール」は知恵の樹の実であるリンゴを表しており,永遠の命をもたらすことから『永遠』の象徴とされています。
この『永遠』という言葉から私が連想したのは「宇宙空間」と「星の光」でした。そこで,宇宙の中で,特別な星の光をまとう男の子と女の子がクリスマスツリーやお城を照らし出すことで,見ている人に明るいクリスマスのイメージを伝えられたらいいなと思いながら描きました。また,人と人との繋がりを意識して内部に「パズル」を加えました。
次に,オーナメントボールの周りを取り囲んでいる「柊」とその「赤い実」には『永遠の命』,『私たちの救いのためにイエス・キリストが流した血』という意味があるとされています。柊が多すぎて味気ない絵にならないように,柊以外の植物を入れたり,オーナメントボールの下部についている柊だけステンドグラス風に変えたりするなどして,色々工夫しました。
最後に,『光』を通すことによって色鮮やかな景色を楽しむことができるステンドグラスを絵の上部と下部に,オーナメントボールと同じ円の形で描くことで全体的にまとまりをもたせました。
このような感じで,クリスマスのモチーフの意味を考えつつ明るい光を連想させるものを取り入れていきながら,私なりに『クリスマスと光』を表現しました。
絵を描く際にどのような構図にしようか,うまく表現できるだろうか,と色々心配ばかりだったのですが,何とか満足のいく絵を完成させることが出来て良かったです。
この絵は,71期中1が書いたメッセージ付きのクリスマスカードとして今年のオープンスクールと入試説明会にご参加くださった小学生の皆さんにもお送りしています。
楽しんで見ていただけていたら嬉しいです。
世を照らす「光」であるイエス・キリストの誕生を皆さまが喜びの内に迎えられますように。