聖母月 Part3
2021年05年17日 | 日記
5月は,カトリック教会で聖母マリアに捧げられた月,「聖母月」です。
清心でも校内の聖母像にお花がささげられています。(記事はこちらから,5月6日,5月7日)
わたしたち教員もお花の手入れを一生懸命にする生徒や,心を込めてお祈りしている生徒の姿を目にすると,「マリア様,どうぞ,今日も一日生徒一人ひとりをお守りください」と心の中で祈る気持ちが芽生えます。
さて,聖母月に合わせ校内では朝と夕方に聖母を讃える「聖母賛歌」も流れます。
今日は,カトリック聖歌「野ばらのにおう」の歌詞と歌詞にある聖母,そしてカトリック教会での取り組みをご紹介します。
≪カトリック聖歌「野ばらのにおう」≫
♪ 野ばらのにおう ルルドの岩屋 ファティマの丘の楡(にれ)のはやしに
現れましし み母のみ手に 揺らぎかかれる ロザリオの珠 ♪
「ルルド」はフランスの,「ファティマ」はポルトガルにある街の名前です。
ルルドは1858年に,ファティマは1917年に聖母マリアが出現された場所として有名で,現在カトリックの「巡礼地」となっています。
ルルドとファティマに現れた聖母は,それぞれの場所で「ロザリオの祈り」を唱えるようにとのメッセージを託されました。
校内のルルドの聖母
校内のファティマの聖母
今年の聖母月にあわせ,教皇フランシスコも次のようなメッセージを出されています。
「『聖母月』を通して,新型コロナウイルス感染症のパンデミックの終息を願って,ロザリオの祈りを唱えましょう。」
毎日,午後6時(イタリア時間,日本時間:午前1時)にオンラインで世界中の聖母と関わりのある地域とつながり,ロザリオの祈りを一緒に唱えています。日本からの中継は21日(金),場所は長崎の浦上天主堂の被爆のマリア像が予定されています。
一日も早い終息を願い,わたしたちも聖母への祈りを共に唱え続けたいと思います。
≪アヴェ・マリアの祈り≫
アヴェ,マリア,恵みに満ちた方,
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され,
ご胎内の御子(おんこ)イエスも祝福されています。
神の母聖マリア,
わたしたち罪びとのために,
今も,死を迎える時も,お祈りください。
アーメン。