AIG高校生外交官日本プログラムに参加して
2022年09年01日 | 日記
この夏、京都で開催された第27回AIG高校生外交官日本プログラムに本校の高Ⅱ(69K)A・Yさんが参加しました。
2学期開始早々「とても貴重な体験だったのでぜひ紹介させてください!」と原稿と写真を持って来てくれました。以下、体験のわかちあいと写真です。A・Yさんのあついおもいをご覧ください!
私はこの夏休み、7月21日から8月1日にAIG高校生外交官プログラムに参加しました。このプログラムは来日した米国の高校生を日本代表の高校生外交官として受け入れ、10日間米国高校生との共同生活を通して、日米相互の文化交流を図るというものです。1987年から続く長い歴史のあるものです。
このプログラムは渡米プログラムと日本プログラムという2つの種類があり、今回私は、日本プログラムに参加しました。新型コロナウイルスの影響で、今年は3年ぶりに米国側参加者が来日し10日間の合宿生活を体験することができました。
この10日間、英語で自国の教育や政治、社会問題などについて日米双方から事前に準備したプレゼンテーションをしたり、それらを踏まえてディスカッションを行ったりしました。英語の授業を受ける時間もありました。勉強だけではなく、昔遊びや茶道体験などの時間で日本の文化を紹介したり、反対にダンスパーティーなどアメリカの文化を体験したりする機会もありました。京都の観光名所をみんなで周る日もあり、本当に楽しかったです。
プログラム中の気づきをここで一つ一つ挙げたいのは山々ですが、そうするには文字数が足りません。しかし、その中でも一つご紹介したいことがあります。それは長い時間ルームメイトとして一緒に過ごしたジョージアとのことです。プログラムが始まるまで、私は、米国側参加者と10日間で英語を用いて友情を築くことができるのか、Grab the Core(「真髄をつかめ」という日本プログラムのスローガンです)できるのか、そもそも私にとってのCoreとは何なのかなど、さまざまな不安を抱えていました。日本人参加者だけで合宿生活の準備をするオリエンテーションキャンプ中に日本人参加者同士で自分がこのプログラムで得たいものを語り合っている時でさえ、その不安がずっと自分の中にありました。それでも自分がこのプログラムで「私は変わった」と自信を持って言えるのは、他の米国側参加者や日本側参加者、そしてジョージアが私のことを常に励まし支えてくれたからです。
ジョージアは、いつでも私のことを応援してくれました。そのおかげで自分自身に少し自信が持てるようになり、「プログラム最初と比べて顔つきが変わったね」と声をかけてもらえるようになりました。そしてスローガンにあるCoreを、私なりではありますが2つ見つけることができました。
英語が完璧でなくても価値観が違っていても、相手を尊重しつつ、対話を通して、時には苦しみながらも言語や国籍の違いを超えることができたことは、本当に一生忘れられない経験になりました。彼女とは今でも連絡をとっていて、彼女に会いにいつかニューヨークに行くことが今の私が英語を勉強するモチベーションになっています。
本当に素敵な仲間たちに出会えた奇跡に感謝し、いつかまた会える時に胸を張って会いに行ける私になれるように、これからも勉強や部活動、趣味を一生懸命頑張りたいと思います。
大袈裟に聞こえるかもしれないけど本当に人生が変わります。本気で変わりたい方や何かに挑戦したい方、ぜひ来年度挑戦してみてください。
プログラムについて詳しく知りたい方は下のURLよりご覧ください。
www.highschooldiplomats.org/index.html
プログラム中の様子は下のURLよりブログをご覧ください。
https://aiuushsd.wordpress.com
このプログラムに参加して、A・Yさんは自分の目標などがさらにはっきりしてきたそうです。写真を見せながら今回の体験を話してくれたYさんの様子から、充実した10日間だったことがわかり、聞いているこちらまで嬉しくなりました。