今日の清心

一覧へ戻る

2015年06年22日 | 日記

本

この本の副題は、「ジャン・クロード・ディーチS.Jとの自伝的会話

回想すること 原子爆弾の中を生き延びる 被爆25年後に想うこと」です。

これまで、緒形先生は『ペドロ・アルペSJ伝』『アルペ神父とともに祈る』

(ホアン・カトレット神父さまと共訳)などの翻訳本も出版されています。

この本は、編集者序文によると、1980年から1981年にかけて、

イエズス会情報出版局のジャン・クロード・ディーチ神父による、

自身の自伝ともなりうる連続インタビューを受けたときの記録です。

ここで、訳者日本語版あとがきの一部をご紹介します。

「… 本書最後部に付け加えた二編の文書には、広島の原子爆弾を目の当たりにした

アルペ神父による人類の未来に対する憂慮が示されており、

そしてさらに人間の根源的な罪の問題と平和への希求が提示されている.

その意味で、核の時代の幕上けに居合わせたアルペ神父による

歴史に残る極めて貴重な文書であると思われることで、

自伝的会話の後に付け加えさせていただいた。

…特に、…アルペ神父が『貧しく虐げられた者たちの中にイエス・キリストを見る』という

姿勢のもとで、『他者のための人間になる』よう迫っていることは、

まさにイエス・キリストが人間に伝えようとしていた。

どんな時代でも、どんな国でも、どんな者にでも普遍的に当てはまる平和を

目指す上での真理であることを確信させてくれる。」

「なお、…1953年6月1日、新設されたノートルダム清心高等学校の講堂の初使用として、

アルペ修練院長(当時)が本校で『聖フランシスコ・ザビエル』という講演をされている。…

60年前に現講堂で講演してくださったアルペ神父さまに対して、

ささやかながら感謝を込めて拙い本書を捧げるものである。」

緒形先生からの一言です。

Q 今のお気持ちは?

A 一仕事やり終えてホッとしていますが、次の仕事にとりかかりたいです。

Q 次のお仕事とは?

A スペイン語のアルペ神父様の伝記を訳すことがこれからの夢です。

(きっと次は、スペイン語をマスターされるのでしょうね。)

Q アルペ神父さまは先生にとってどのような存在ですか?

A ご聖体を身近な存在として導いてくださった方です。

Q 行ってみたいところはありますか?

A ルルド(フランス)です。アルペ神父さまがイエズス会への召命を受けた

場所だからです。

ありがとうございました。

 

 

 

 

一覧へ戻る