38期末田南さんのスペイン巡礼便り
2015年05年29日 | 卒業生
今日は卒業生 38期 末田 南さんからのお便りです。彼女は医師としての活動が長く、先日はネパールから帰国したところでしたが、今回はスペインの有名なサンチアゴ=デ=コンポステラへの巡礼地へ向かう途中に送ってくれました。
スペインからメールします。
現在地はスペインNavarra地方(州)の街 Viana、時刻は18時です。この時期、陽が沈むのは22時頃なので、まだまだ昼の様相です。遅めの昼食をとり、巡礼宿のベッドでこれを書いています。
本日は15kmほど歩いてここに着きました。もともとフランスのPauという街から出発して、本日で一週間です。今回は一人旅でないので、歩きだけではなくバスや列車も使っています。今年3月に行ったネパールで一緒に仕事をした山岳ガイドさんからお誘いを受けたもので、暢気な旅です。
昨年の3月にひとり東海道を旅したときは殆ど歩いている人を見かけませんでしたが、この道を行く巡礼者の多さには驚きます。高齢の方も本当に多く、10kg弱の荷物を背負って連日長距離を歩くには向かない体型の人々を見るたび、信仰の力はすごいなあと実感します。
ちなみにまだ日本人は見かけませんが、昨日宿泊した村では、愛光学園で教師をしていたというご高齢の神父さん(スペイン人)に話しかけられました。私は愛媛大卒なので、なんだか不思議な縁を感じました。
そろそろ夕食の買い出しに行く時間なので、これにて失礼いたします。
カトリック教徒にとっての三大巡礼地は、イェルサレム、ローマそしてこの
サンチアゴです。サンチアゴは、聖ヤコブをまつっています。
ナヴァラ州といえば、フランシスコ=ザビエルの出身地でもあります。
目的地まではまだまだ遠いので、これからの旅の出会いも楽しみですね。
無事を祈りながら、旅の続きを送ってくれることを楽しみにしたいと
思います。