卒業生からのメッセージ
2019年05年16日 | 卒業生
3年前に高校を卒業し,地元広島の大学で学んでいるOGが,学校に遊びに来てくれました。今年,教育実習も経験し,学校や学校生活についての見方も深まったといろいろ話してくれました。「是非,先輩の立場から,在校生の後輩たちにアドバイスをちょうだい❤」と頼んでみたところ,次のようなメッセージをよせてくれました。
清心は,6年間同じ仲間と過ごすことができ,また様々な授業や活動を経験させてもらえる,とても良い環境だと感じています。そんな清心で青春時代を過ごすにあたり,後輩の皆さんにおすすめしたいことが2つあります。
まず1つ目は,よく考えることです。色々なことに考えを巡らすのに,6年間の女子校での生活は,私にとって最適の環境でした。一人でじっくり考え,少し時間をおいて,また取り出して考える。“自分の考え”が大学・社会人になると求められます。清心で“考える”ことをしてきた経験が今の私の生活に大いに役立っていると感じています。色々な本,特に新書や学問書,ゆとりがあれば論文なども読んでみることも,考えの視野を広げる一つの手段です。時には考えてみてください。
2つめは共に学校で過ごす仲間と話すことです。同じ学年の中には,あまり話さない人や,仲良くしている人以外の人もいますが,皆色々な個性の持ち主で,考えを持っていると思います。私は,在学中タイプが違うなと感じていた人とはあまり話すことをしなかったため,もったいないことをしてしまったという思いが今,強くあります。ぜひ,普段話さない人とも,積極的に話してみてください。上手くいかなくてもトライ&エラーです。色々,仲間に対する見方が変わると思いますし,柔軟な対応力(社会で非常に重視されます!)が身につくと思います。機会があれば,違う学年の人と関わってみる経験も,大学以降の人間関係において生きてくると思います。学外に活動の場を求めるのもアリです。やったことのないこと,読んだことのないジャンルの本,聴いたことのない音楽,見たことのない絵を見て,話したことのない人と話してください。
いろいろな人としっかり話すことは,新たな気づきにもつながると思います。こうやって,卒業生が学校を訪ねて元気な姿を見せてくれること,後輩を思いやってアドバイスをくれることは本当に嬉しいことですし,有り難いことだと思います。
メッセージをくれたのは62期の卒業生です。
この期が卒業にあたって披露した黒板アートと,後輩に向けて進路自習室(当時)に描いた黒板アートの写真をご紹介します。
[清心で学んで]のページも是非,お読みください。
学園祭では,卒業生の皆さまにも,沢山お手伝いをいただきます。同窓会のうどん,ラーメンはいつも大盛況です。手作り作品やケーキ,クッキーなども大人気です。[学園祭情報]のページには,学園祭のパンフレットの一部もアップしています。見所やおすすめ情報は,これから少しずつご紹介します。