「広島県青少年交流団四川省派遣事業」は、広島県と広島県日中親善協会が実施する事業で、広島県の友好提携先である中国四川省に高校生を派遣し,交流を深めるものです。この交流団は,学校交流やホームステイ,文化体験などの活動を通じて中国や四川省に対する理解と友好を深めてきました。
その事業に本校から2人の高校生が参加しましたので、そのうちの一人に感想を書いてもらいました。
高Ⅱ Mさんの感想
私は、今回のこの派遣事業で初めて中国を訪問しました。行く前は、少し不安な気持ちもありましたが、ホストファミリーや大学生のボランティアの方を始め、私が今回関わった中国人の方々は、とても優しく、みんな良い人たちばかりでした。特に、ホストファミリーは、分からないことがあるとすぐに教えてくださったり、体調を気遣ってくださったりしました。また、私が中国の町並みを身近に感じたい思いを伝えると、快く受けてくださり、実際にいろいろな場所へ案内してくださいました。
四川では、盛大なおもてなしをしていただきました。朝、昼、夜、いつも豪華で、おいしい食事をいただき、歓迎レセプションでは、中国の伝統芸能である変面などを見せてもらいました。中でも、水上噴水ショーは、一番印象的でした。私たちのために、特別に用意してくださったと聞き、温かい思いをとてもうれしく思いました。今までに、見たことがないくらいきれいで、幻想的な景色で感動しました。また、成都第十八中学校の学生との交流を通して、とても良い刺激をもらうことができました。この学生たちは、学校の寮に住み、朝早くから夜遅くまで勉強をしているそうです。私と同世代の人たちが、将来に向けてこんなにもたくさんの勉強をしていることに驚くとともに、まだまだ自分は甘いなと痛感しました。
私が実際に見て感じた中国を、家族や友人などに伝えて、もっと日本と中国の交流が深まるように、これから積極的に取り組んでいきたいと思います。また、このようなとても貴重で素晴らしい派遣事業を用意してくださった広島県の職員の方々、四川省政府の方々、本当にありがとうございました。